第10話
「まぁまぁ。どうでもいいから依頼ちょっくら受けてくんね?」
丹華はそんなことを言う。
「この流れでいうことかそれ…?まぁいいけど」
「うん。じゃあちょっくら雪乃探してくれ」
「いいよ。どうせ言うこと聞かされるんだろうし」
不貞腐れたような顔をしてそういった。
瞬き一回。
それだけで表情が一転、真面目な表情になった。
「風よ。命令に従い、雪乃と呼ばれる人物を探し出せ」
瞬間。
辺りに暴風が吹き荒れた。
「おお〜さっすが〜。お見事!」
「お前に褒められていいことこれまでに一回もなかった気がするんだが」
「そんなこと言わないの〜」
「おっ。見つかったぞ。雫とかいうやつと一緒にいる」
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