第11話
「おっ。見つかったぞ。雫とかいうやつと一緒にいる」
「えっほんと?よかった〜」
丹華は安堵した。
雪乃のそばに雫がいないなんて異常事態、少なくとも彼女らをよく知る人物はそう言うであろう。
……雪乃から雫を離すといいことなんてないのだ。
雫が雪乃を求めて暴れ始めるから。
なまじ実力があり
基本的に彼女のことをよく知らない人物であれば「え?」と言うことであろう。
ちなみに地雷を踏まれたらその瞬間から地雷踏んだ人物の周りには霜が立ち始め、水が嫌なところについたり。
その人の周りだけ何故か雨とか。
なんなら殺意高めに酸性雨とか。
そうなる可能性がとっても高い。
実力に合わせて嫌がらせは手加減。
つまりは弱い人物であればあるほど彼女の嫌がらせは力を使わず本人の羞恥心に効くようになる……。
強い人物だと
ちなみに丹華は地雷を踏んだことがない。
仲間の無惨な姿を見てやめとこってなったらしいっす。
いらない解説はさておき丹華の方に戻る。
「雪乃と雫は本来一人。運命の悪戯か魂が別れちゃったんだよなぁ」
「それで二人はいつも一緒なのか」
「そそ。本来は一緒になるはずだった魂が別れた存在だからね。お互いがお互いを補完し合うようにできてるの」
「つまりは相性もいいと。なんなら近くにいていて心地いいとかないかそれ」
「そうだよ〜二人は近くにいるとお互いの存在が心地いいらしいね」
「ふ〜ん。まぁ仕事終わったし帰っていいよね。じゃね。丹華」
「また今度会おうね〜少年」
「俺は少年じゃねえ!時化だ!何度言ったらわかる!」
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