異世界転生して突然少女に村を救ってもらうわと言われてもチートスキルも分からないんだけど。 むかついたのでとりあえず少女に殴りかかりました
保次郎編6話 異世界転生して電波メイドちゃんに育てられるようです。僕はこの電波メイドちゃんに怯えています
保次郎編6話 異世界転生して電波メイドちゃんに育てられるようです。僕はこの電波メイドちゃんに怯えています
僕は、少女の自室であろう部屋に連れてこられた。
使用人達数人の部屋というふうには見えない。
彼女1人の部屋だろう。
そして、使用人1人の部屋としては、随分と良い部屋だ。
「ミルクの準備はばっちり」
人口ミルクかぁ。
母乳の方が、いいんじゃないだろうか。
しかしまぁ、お母さんも忙しいようだし。
結局、誰かメイドが僕を育てる事になっていたんだろう。
妙に、ミルクの準備の手際が良い。
とにかく、ミルクを飲む。
生きねば。
この電波ちゃんに育てられながら、生きなければ。
育たなければ。
僕は、電波ちゃんに育てられても、電波君にはなりません。
「ミルク飲んだら、寝ましょうね」
「保次郎」
僕は、ぞっとしている。
なんで、この少女は、僕の名前を知っているんだ。
お母さんは、この少女の前で、まだ僕の名前を呼んでいない。
お父さんに至っては、僕の事をまだ名前で呼んでくれていない。
前から、お母さんが僕の名前を保次郎と決めていて。
それを、話していたのか。
聴いていたのか。
お母さんは、随分この少女と仲が良いというか。
かわいがってるとか、気にかけてるというのか。
お母さんが、彼女に保次郎と名前を前もって教えていても、おかしくはない。
でも、そんなんじゃあないんだ。
この電波ちゃん、本当に僕の事を知っているんだ。
僕は、彼女の名前が亜矢子だと、お母さんの会話から聴いて、知った。
僕は、彼女の事を元からは、何もしらない。
当たり前だ。
僕はこの異世界に生まれたばかりなんだから。
お父さんは、また関係性が違って見えた。
随分と、電波メイドちゃんを信頼してるようだ。
僕を、彼女に任せたいようだし。
この電波メイドちゃんに、お父さんは何を信頼しているのだろう。
僕にはまったく分からない。
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