60話 今更
しかし、この連打は連発はできない。
いくら僕の美しく高貴な思考と感性で連打技術を上げても。
連打耐久力はそうそう上がらない。
僕には連打が体力が足りてないのは事実。
連打耐久力を上げるには。
やはり美しくない単純な連打練習を体力の限界までやる。
それを繰り返す。
そんな馬鹿げたやり方をするしかない。
そんな馬鹿げた美しくないやり方。
やりたくないんだよなぁ。
どちらにしろ僕は2回も連打して疲れたんで、もう無理。
「連打練習なんてしてる場合じゃない」
僕は、分かり切っている言葉を口にした。
「今は双口とのゲーム中なんだよ」
「このゲームは、途中で双口と合流する場所があるゲームシステムのはずだ」
「そこに先についた方は、対戦相手が来るまでに強化していられる」
「とにかく早く合流地点に着いた方が有利になるという単純なものでもないだろうが」
「ここでもたもたしてたら」
「双口はどんどん強化されてしまう」
【もう諦めなさい】
【君はこのゲームに初手に躓いてるから】
【今更このゲームに勝つ事はできない】
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます