異世界転生して突然少女に村を救ってもらうわと言われてもチートスキルも分からないんだけど。 むかついたのでとりあえず少女に殴りかかりました

５３話 「お前にわかるのかよ」「わかるよ」「わかってたまるか」

　　「うっとおしいよね」

　「気持ち悪いよね」

　「始めてあって、あって間もない頃から」

　「一方的にずっと一緒にいたようにされたらさ」

　【それは、仕方ない事だ】

　【私への慰めにもそう言わせてくれ】

　【モンスターは人間と違って】

　【あまり異世界転生はしない】

　【上位のモンスター以外は】

　【その同じ世界で生まれ変わる事が多い】

　【だから、人間より持ちこしてる記憶が多いんだ】

　【人間の方は覚えてなくても】

　【こちらは覚えてたり】

　【私も、君と同じじゃないかな】

　【この世界のどこかの時代で私を殺した人間が】

　【異世界転生を繰り返す内にまたこの世界に戻ってきた時】

　【人間の方は覚えていなかったり】

　【こちらは人間を覚えていたり】

　【こちらは人間への敵対心殺意以外の感情があっても】

　【人間は敵対心殺意の感情しかなかったり】

　【よくある事だよ】

　「そう」

　【モンスターの癖に】

　【とか言うつもりか】

　「言ったらどうするの」

　【ヒールホールドパーティーを決行させてもらう】

　【君達の発言には先ほどから脳がヒートしているんだ】

　【私が、モンスターの癖にと蔑まれ】

　【怒ってないとでも思ったか】

　【いちいちモンスターの癖にを挟まれたら】

　【いつまでたっても進まないというのもあるしな】

　【私のヒールホールドなんて対処できるというのなら】

　【モンスターの癖にと言うがいい】

　「無理ね」

　「保次郎が勝てなかった相手に」

　「私が勝てるわけないじゃない」

　【懸命だな】