第10話
足に蓄積ダメージを与えて機動力を潰して後は遠距離魔法攻撃でHPを削り切るなら、あの当て身投げはなんなんだ。
リバースゲージを上昇させない選択肢を取るなら、遠距離魔法攻撃は悪手。
機動力を下げてから遠距離魔法攻撃の間合いで封殺するなら、対戦相手のリバースゲージがいくら溜まろうがそう問題ではない。
いやむしろ、リバースゲージをどんどん上げさせてダメージを与えていくはずだ。
中途半端だ。戦い方があっちにいったりこっちにいったり。
色々できるようだが、これはレベル上げをしたキャラを持ち寄って戦う事が重要なゲームではない。
1つの技を追加すれば、その分他の技が弱くなる。
多彩な技を持つキャラならば、1つ1つの技やステータスが弱くなってしまうはず。
こいつは、それを選んだ戦い方なのか。
少女もまだ遠距離魔法攻撃の硬直があり動けない。
こちらも、攻撃を食らった硬直が終わっていない。
この遠距離攻撃魔法の間合いでリバースゲージを使って攻撃食らい硬直を消しても、少女の硬直が終わるまでに接近して攻撃を入れるなんて
事はできないだろう。
なら、今度はガードだ。
上段ガードでさっきのアイスボールならガードできる。
ガードの上からの削りダメージもないかほぼほぼなしで、それよりもリバースゲージの上昇のメリットの方が大きいだろう。
ガードの耐久ゲージは画面にないが、ガード耐久ゲージがあったとしても、アイスボールに遠距離攻撃魔法にそれ程ガード耐久ゲージを減らせるとは思えない。
この戦い方が一点していない少女ならなおさらだ。
このゲーム、勝ち目のない相手とのゲームじゃない。
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