第6話
しかし、このまま弱パンチと弱キックからそれより重いパンチとキックに移していけば、
今度はこっちがリバースゲージで反撃されてしまう。
それでいいのだろうか。何か他に方法があるんじゃないか。
このゲームはリバースゲージを使った反撃、相手にリバースゲージを貯めさせない事が重要なのか。
Yが中パンチBが中キックだと予想はつくが、中パンチ中キックには繋げず、
→とY+Bを押してみる。
これでどうなるか。
少し遅い蹴りが少女の腹に入る。
しかし、気持ちよさが、ダメージを与えた感覚は少ない。
違う。こうじゃない。俺が望んでる感覚はこうじゃない。
少女が後退し、リバースゲージを使ったとしても、反撃がとどかない間合いがあく。
こちらの攻撃もとどく間合いではない。
そして、少女のリバースゲージの上昇率は大きい。
→+Y+Bで威力は低い吹き飛ばし攻撃といったところか。
反撃を食らうことはないが、少女のリバースゲージの上昇率を見るに、悪手じゃないだろうか。
これなら、まだ反撃覚悟で中パンチ中キックに繋げた方が良かった。
しかし、収益はある。
→+Y+B。
この吹き飛ばし攻撃が分かった。
考えなしに出せばいいというものではない。
緊急回避手段としては使えるし、この間合いで相手の硬直が終わるまでに、飛び道具や突進攻撃が打てれば。
今の所、そんなものがあるか分からない。
前世の定かでない記憶と、ゲームプレイ中の感覚で、↓↘→+攻撃ボタンで飛び道具かリーチのある攻撃が打てないだろうか。
しかし、そんな技が僕に使えると思わない。
おそらく、僕が持ってる技は近距離で使う技だろう。
何故かって。
こんなむかつく糞少女にビーム当てて、満足できるか。
いや、できない。
怒りを込めた拳を直接とてもとてもむかつく少女の顔面に打ち込んでこそ。
気持ちいいってもんだろうが。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます