第5話
リバースゲージは減っている。
こちらのターンということか。
やっと、このくそむかつく少女を殴れるんだ。
僕の気分は高揚していた。
今は、この少女を殴りたい。
誰だってそうだろう。
突然異世界に呼び出され、救ってくれと言われ、聴きたい事がといえばそれだけで、
ぐだぐだぐだぐだだと難癖をつけられれば、世界中の誰だって殴りかかるはずだ。
ボディなんて狙わない。今1番殴りたいのはどこか。
顔面に決まってらぁ!
Xボタンで、少女の顔にパンチが入る。
しゃっああああ!気持ちいぃぃ!
異世界ありがとぉぉ!
Xボタンを押しただけなのに、腕には少女の頬を殴った感覚がしっかりとある。
これが異世界。これが異世界のゲームか。
こちらがパンチとキックを食らってる時から察するに、Aが弱キックでここに繋げていくのだろう。
Aを押すと、キックが出る。
僕は、足を狙って機動力を潰してなんてしない。
蹴って気持ちいいのは、やはり腹だ。
むかつく少女の腹を蹴るのは、やはり気持ちいい。
だってむかつくもんこの少女。
あー、ほんとむかつくなぁ。
なんで異世界転生していきなりこんなむかつく糞少女に厚かましいお願いされて、難癖つけられなきゃいけないんだよ。
前世の僕が何したってんだ。
。。。何したんだろうか前世の僕は。
今、そんな事を考えている時間はない。
とにかく、この糞むかつく糞少女の顔面を殴って腹を蹴ろう。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます