第11話「すべては闇のメロディー」

心理的不足に悩んで

答えのない日々が繰り返す

もう全てが狂っている

このイカれた平行線を

永遠に彷徨い


恐怖ともつかない

闇におぼれて

息が薄れる感覚に陥り

孤独に無抵抗になって

これでいいかなんて

全てを捨て去る覚悟にさせる

もう命さえ余計だろと


そう虚しくなって

孤独をこじあけて

寄り添って

ここでなら

死ねるかなと

そう簡単にしまい込んだ人生


ああ

もう何もかも

捨て去って壊れたさ

それでもいいと

何もかも考えず


自滅するまで愚かな姿でいる

これ以上何も来ないで

もう怖いんだよ


自分すらふるいにかけて

何が正義なんて言っているけど

結局僕は最初から

何もしたくないだけの


偽善者でしょ

ほらねやっぱりこんな言葉をついた後も

あざけわらっている


ああそうか

僕はもう化け物で人間じゃないんだ


もちろんさ心なんてなくて

まがいものの臓器ばかりで

生きてるなんて言えやしないだろ

そうだよな

もう消え去りたいよ

なんでさ

君は居てくれるのだろう

なんで君はここまで来たのだろう


そうか君も不安になったのか

言葉を聞いて

それでも逃げないで

ここまで来てくれるなんて

君もどこか壊れているかもしれない


僕は君すら見えていない

だから自分の叫びがこうして言葉なって

そこに足跡が残った時

なぜか自分はまだ誰かに面倒を見てもらえてるみたいで


ああなんでもないよ

また浅ましい言葉が出たね

こんな見せかけの言葉に価値はないよ

だから君は君の道を生きてくれ


ここは悲しい

閑散街だから


ついてくれば引きずりこまれるだけだから

もう何も見ないでくれ

僕はただ叫んで


全てを諦めて

死にたいだけなんだ


だから。ね

もういいんだよ


これ以上はさ

ただのエゴだから

そうさ僕は所詮、誰もを食い物にして

自身が満たされればいいだけの

浅ましい、くだらない、つまらない


でたらめのメロディーなんだ


だからさ、

君は美しいから

お願いだ

もうこれ以上ここで考え込まないで


さよならをしようよ

もうここに何を見ているの

光なんて恵みなんて

どこにもないよ

ここにはないよ


僕そのものがすべての闇なんだ


だから


ね、君は君を生きて幸せになってくれ

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