第6話 変態解説!?

 説明しよう!


 変態ヒーロー常磐兼成ときはかねなりは悪の秘密結社、ダーザー軍団により改造人間とされたが、洗脳される前に逃げ出して、正義のヒーローとしてアースの平和を守っていたのだ!


 ここでいう変態とは、いわゆる変な性癖を持つ者の事をいうのではなく、カブクワガーの名が示す通り、昆虫の【完全変態】を指し示している!


 懸命な読者諸兄ならば既にお分かりの事だと私は分かっているが、敢えてこの説明をさせていただく。


 変態ヒーロー、カブクワガーはアースの平和を守りきり、その身を散らした時にアースの意志が働き、異世界へとその魂を飛ばしたのだ。


 クワガー家の三男として生まれ育ったカブ·クワガーが記憶を取り戻したのは、異世界でも変態ヒーローとして平和を守ってほしいという、異世界の意志によるものだった。


 これから、怒涛の如く襲い来る魔物たちを変態ヒーロー【カブクワガー】がどのようにして倒して行くのか!? 読者諸兄は楽しみにしておいて貰いたい!!



【カブクワガー解説】


 力の第一形態【カブクワガーヤマト】


 額部分よりヤマトカブトムシの角が生えてきて、その目は夜でもよく見えるようになる。

 常人の凡そ50倍の力を発揮する為に、その骨格、筋肉、血液すらも変態時に強化される。

 額から角が生えてきた際に元の顔は見ている者に認識されない特徴があり、強化される事により全裸フルチンで戦うという特徴もある。

 勿論だが大事な部分もちゃんと強化されているのでそれを武器として敵に当てる事もある。


 なので変態時に服を着ていると全てがビリビリに破れてしまう為に、前世で血のにじむような特訓を経て変態前に自動で服が脱げるようになった。

 脱げた服は自動で畳まれてそっと地面に置かれる。

 何故かは分からないが、倒した敵が爆発してしまいその爆風にさらされても服は地面に何事もなく佇んでいる。


 必殺技は大きくジャンプしてからのクワガーキックで、食らった敵は爆死する。何故か天井が低い場所でも高くジャンプ出来る。

 

 技の第二形態【カブクワガーツシマ】


 頭の両方からツシマヒラタクワガタの大アゴが生えて、更に下腕部からはメスの牙が生える。

 肉体は常人の凡そ30倍に強化され、器用さが常人の50倍になる。

 全裸フルチンになるのは第一形態と同様である。

 技のエスカレーターとも呼ばれる第二形態では投技を多用する。

 相手の力を利用しての野分落のわけしが必殺技で、カブクワガーの背中から落ちた筈なのに、超高層ビルから落ちたぐらいの滞空時間により、敵は気死してしまうという。


 すべての第三形態【カブクワガーフル】


 力と技を併せ持った第三形態はカブクワガー最強の形態である。額に角、コメカミから大アゴが生えてくる。背中には羽もでるがそれ以外は全裸フルチンである。


 常人の80倍に強化されたその肉体は敵の攻撃をモノともしない。また、大事な部分はフル膨張してその硬さは金剛石をもくだくと言われる。


 必殺技はフルボッコで、カブパンチ、クワガーキックの後に野分落しでトドメを刺す。


 謎の究極形態【カブクワガーアルティ】


 謎に包まれた形態で、詳細は一切分かっていない……



 


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