第8話 味方じゃないなら

あの日の前日の夜にはー君が帰ってきたわね。


お小遣いが欲しいって。

川遊びに行くんだって、、、。

家にある水着とかバスタオルとか準備したわよね。


「はー君、あのね、ママとパパ駄目みたい。

パパには女性がいるらしいの。

そしたらね、今までみたいなお小遣いは渡せないかも知れないの。」


「へえー、やるじゃん!親父。

きっとそっちの女の人に癒されてんだよな。

わかるわ。

金くんないなら強盗でもやるかなぁ。

ごほっ、ごぼっ、、。なんか風邪かなぁ。

俺寝るわ。」

そう言って、はー君は改造銃ってのを見せながら部屋に行ったわね。



はー君、ママの味方じゃないんだね。

きっと、はー君はその銃で強盗するね、きっと。

ママね、睡眠薬をねスプーンで砕いたの。

それをね、カプセルに入れたわ。

だって仕方ないじゃない?

はー君、ちっともママの言う事聞かないんだもん。





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