第5話 悪いのは他人

私ははらのわたが煮えくりかえり

怒りが噴出したわ。

帰ってきたはー君に塾に行ってないことや

おかしな連中と付き合ってることを

捲し立てたわ。


さあ、はー君、ママに謝りなさい。

そして心を入れかけて頑張りますって誓えばいいのよ。

そしたらママは抱きしめて許してあげるわ。


「ちっ、めんどーー。

いちいち、うっせえんだよな。

もーう、俺の事はほっといてくれよ。

自分の学歴コンプレックスを俺で見返したいんだろ?

ばっかじゃねーの。

あー、家庭教師もいらねーかんな。」


言い捨てるとはー君は自分の部屋に行ってしまった。


悪い夢なの?

まさかね、はー君があんな事言うなんて。

あいつらね。

ゲームセンターとかでいるやつら。

はー君、あいつらに脅されてるんだわよね。

大丈夫よ、ママが助けてあげるから。


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