第16話 『第一回終わってるラジオ』@鬼灯 ③
『「托卵で生まれた子供は全体の10%」ですね。終わってます、クソです。それをした嫁も間男も死になさい』
・あまりにもド直球すぎる
・そんないんの???
・NTRはクソ
『はい今良いコメントがありましたね?そうなんですNTRはゴミです。とる方もとられる方も等しくカスです。股の緩い嫁を許しては行けませんし弱みを握られてとかならそれをした間男を許しては行けません。シンプルに性犯罪なんで訴えて殺しましょう』
・殺すなんてそんな野蛮な…ここは穏便に拷問で
・恨みが深すぎる
・実体験ですか?
・実体験???
『これは実体験じゃなくて友達がこれされて愚痴を良く聞いていたのでつい熱が入っただけですね』
・友達ぃ
・可哀想
『本当に胸糞悪いっすよねぇ。今は別の人と結婚して幸せそうなんで良かったですよ。学生時代からの知り合いなんで信用も出来ますし』
・その人が浮気したら壊れちゃうよその友達
・幸せにね…!
『そいつが浮気したら俺はそいつを絶対に許しません…ってことで続いての終わってるニュースは皆様お待ちかねのあれです』
・来るか…
・ついに
・あれかぁ
・えっホントにやんの?
『「アサマシクリードシャドズ問題」について語っていきましょう!』
・来たァ!
・これを待ってた
・クソ問題ね
『まぁこの問題を知らないナウなヤングもいると思うんで今回も一先ず解説していきます。えーまずアサマシが新作として日本を題材としたゲームを予告しました!』
『アサマシは古くから続く人気ゲームで日本が舞台になるのを待ってた人たちも結構居たようで今回はまさに待望の一作と言う訳です!』
『そんな今回のゲーム、何と主人公が二人います。1人は忍びの奈美恵、もう1人はアフリカ出身の侍弥彦です』
『…ん?ってなりません?日本題材にしたゲームなんですよ?待望の一作ですよ?主人公日本人じゃないんですか?』
・まずそこだよね
・日本人嫌いだしなぁ仏
・ポリコレのおもちゃに…
『しかも何が悪いかってこれを最初史実に忠実に作ったとか抜かしてたんですよ?何を調べて史実とのたまったんですか?弥彦はゲイでは無いとは思いますしまず侍じゃないです。ここについては歴史改ざんした大悪党ストーン・リーの責任も少なからずありますが』
『しかもゲーム内で巻き物を下から書いたり文化財の写真を盗用したりワンピ〇スのゾ〇の刀無断で使うし何が史実だアホがと思いません?』
・思いますな
・マジで何してんだろうな
・ストーンはまじで終わってる
『絶対相手が根本的に日本舐めてることが原因だと思うんですよね。ろくに下調べもせず作って写真の盗用…何がしたいんだよ本当に、そんなんでもゲームだからマジになんなとか言ってさ?重要なのはそこじゃねぇんだよ!』
・まじで論点から違う
・弥彦が主人公は別にいいけど仮にも史実に忠実って言って下調べ甘過ぎるの問題だし歴史改ざんもされてるからな
『まぁその後の対応もカスだし言いたいことはまだあるけど1番許せねぇのはてめぇだストーン。クソ犯罪者がお前』
・語気強すぎて笑うけど実際こんだけやってんだよなあいつ
『弥彦のウィキを自分の妄想でめちゃくちゃにしてまるでこれが正史の歴史なんです。僕は間違ってないよ〜みたいなこと言ってさぁ…巫山戯んなよ?自分の国でそれされてどう思うか考えてみろよ犯罪者。そんな事も考えらんねぇ残念な頭ってことは分かってるから今更何も言わねぇけどさぁ』
『だが黒人奴隷が日本で始まった何て言うのは駄目だ許されん。そんな訳ないだろ?だが信憑性が高いと言われる英語ウィキを改ざんしてこれが真実だと抜かしやがる。どの面下げてんだ叩き壊すぞ頭蓋骨』
『黒人奴隷を持つことが当時の大名たちのステータスー?馬鹿も休み休み言ってくれねぇと疲れちまうんだが?ならもっと日本には黒人が多いはずだろうが』
『黒人とのハーフのvix氏はとても素晴らしい動画をあげてくれた。確かにそうだ、黒人奴隷が主流化していたなら何故黒人とのハーフの彼が物珍しい目で見られ、子供の時に排斥されねばならない。主流化しているなら見慣れているはずだろう、子供であっても大人であっても』
『なぁ聞かせてくれストーン。お前は何を思ってこんなことをしたんだ?お前がやった事は立派な歴史改変だ。許されることじゃあない。なのに何でそんな事をする。俺は理解が出来ないんだお前のことが』
・それな
・ただの犯罪なのにな
・自分の国がされたらブチ切れるだろお前らも
『お前のことを擁護する奴らもいる。そいつらも何なんだ?たかがゲーム?違ぇだろ。これはアサマシの問題じゃなくて歴史改ざんの問題なんだよ。何でいい歳したあんたらが問題の本質すら掴めてねぇんだ。頼むから問題の本質を見てから発言してくれ…』
・まじで意味わからんあいつら
・擁護しようとして自爆したのは笑った
・無能な味方すぎるな…
『いや大体なぁ…』
テロンテロンテロンテロン
『ごめんちょっとまってて』
【待機画面】
─────5分後
【雑談画面】
『この話はこれで終わりにします…』
・妥当
・当たり前だが
・次はもっと抑えて語ろうな
『次はもっと抑えます…』
『名残惜しいですが今日のラジオはここまでと言うことで次は明後日の異世界配信録でお会いしましょう』
『ではまた』
・乙
「兄上やりすぎ」
「すんません…」
「凄い熱量だったねご主人様」
「今近くに先輩方いらっしゃるんだけど」
「やっぱ家族になる訳だし隠し事は駄目かなって思って話したんだよね」
「初対面で…ドMか聞くのは…駄目だよ?」
「返す言葉もねぇっす」
「じゃあ明日は火曜じゃから兄上は1日儂のものじゃな。邪魔するなよお主ら」
「モチの…ロン」
「2人っきりの時間は大切だよね!」
「楽しんで〜」
こっちに駆け寄って来たタマが俺を上目遣いで見つめる
「兄上!明日は楽しもうな!」
そう言って笑うタマの顔は形容する言葉が見当たらないほど綺麗だった
「あぁ、楽しもうな」
俺にはそれしか言うことが出来なかった
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カァッ(これはフィクションです。どれだけ現実と似てようと現実との関係はございません)
カァッ(作中で語ったことを作者が思ってる訳ではありません…本当だよ?)
カァッ(モチベに繋がるので感想や星ください)
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