第8話 お前じゃねぇ座ってろ

「じゃあまずはどんなモチーフにするか話し合って行こうか!取り敢えず悠真君から!」

「葵は…私とゲーム…」

「分かりました。何のゲームするんですか?」

「もちろん…魔〇村…クリア手伝って…」

「ふっ僕に任せてください」



「じゃあ悠真君!決めていこうか!」

「あっうっす」

「ほら兄上そろそろ落ち着け」

「まぁファンの悠真君なら分かってると思うんだけど、私たちって花がモチーフになってる訳よ」

「そうですね。九条様はアイリスで望月様が紫陽花でしたっけ」

「うんそうそう!って言うかそんなにかしこまって呼ばなくてもいいよ?気軽に雪って呼んでね!」

「頑張ります…」

「まぁ兄上のモチーフの花はもう決まって居るんじゃがな」

「あっそういやそんな事言ってたね玉藻さん」

「うむ。鬼灯にしようと思っておる」

「鬼灯って言うと…確か偽りとかだっけ花言葉」

「兄上は演技が上手いからそれ繋がりでな」

「良いねそれ初配信の冒頭でホラー演出とかもやったりしたいしピッタリかも」

「じゃあ鬼灯に決定しよう!衣装はどんな感じにする?」

「袴…ですかね」

「余程好きなんだね袴…」

「これで200年ぐらい過ごしてたんで着てないと落ち着かないんですよねぇー」

「200年…?」

「雪を困らせんでくれ兄上」

「えっ待って困らせちゃったの?切腹するんで少し待っててください」

「はやまるな兄上!あっこら何処から取り出したんじゃその爪楊枝!ってか爪楊枝で切腹出来るわけないじゃろ!」

「鋭利な物がこれしか無かったんだよ!止めないでくれ玉藻さん!」



「落ち着いた?」

「「はいほんとすみませんでした」」

「まぁ200年のやつは後で聞くとして…色々決まったから次葵ちゃん呼んできてくれない?」

「了解です」




えーっと確かこっちに行ってたような…

あっ声がするしここかな


「待って待って待ってやだやだやだやだ!」

「落ち着いて…葵…全部当たってる…」

「なんでこんな当たるんだよ攻撃にぃ!」

「もはや…才能…」

「ぎゃー死んだー!」

「クリア…出来るかな…これ…」

「アオー雪さんが来いって言ってたよ」

「OK悠真!すみません先輩!僕行ってきます!」

「うん…行ってらっしゃい…」


「じゃあ…悠真…一緒に〇界村やろう…」

「りょっ了解です望月さん」

「ゲームを一緒にやれば…私たちは友達…

あんまり緊張しないで楽しも…?」

「そうですね…肩の力抜いて頑張ります」


何ていい人なんだ望月さん…

そうだよな、緊張ばっかしてちゃ勿体ないよな

よーし楽しむぞー!




「悠真…君は先輩に道を譲るべき…」

「レースゲームにそんな言い分が通じると思わんでください音子さん!」

「仕方がない…赤甲羅連打を食らうといい…」

「えっ待って待って俺今コインしか持ってな…アクアパッツァ!」

「ふふ…先に行かせてもら…アクアパッツァ…?」

「気にしないでくださいただの俺のダメージボイスなんで」

「癖しかない…」


思いの外早く〇界村がクリア出来た俺たちはマリ〇カートを楽しんでいます

レースゲームで戦いに明け暮れた俺たちの仲はグンと縮まってこうなったよ

推しなのは変わらないけどね


「ねぇ悠真…その手に持っているものは何…?」

「青甲羅ですね」

「私には…当てないよね…?」

「勿論ですよ!」ポチ

「先輩に忖度してよ…!」

「ハッハッハお先ー!」



「楽しそうに遊んでるから入り辛い…」





───────結構後

「じゃあ色々決まったってことで!私はこれから作業に入るけど皆はご飯食べてってよ!音子の料理は絶品だよ!」

「腕によりを…かける…」

「ならそれまでスマブ〇でもします?皆で」

「おっいいねそれ!」

「兄上ハンデ付きじゃぞ、パーフェクトゲームされたの未だに根に持っておるからな」

「ごめんて」

「じゃあ音子!出来たら呼んで!」

「おっけー…」




YouWin

「すみません皆さん………強くて☆」

「次チーム戦にせんか?」

「3対1とか良さそうですよね」

「タコ殴りにする…」


目が良すぎるのも困りもんだよね

手加減するのも何か違うし…




──────十戦後

「やっぱ3対1はキツイって!差別反対差別反対!」

「これでも勝ち越してる兄上が何言ってるんじゃ!もう見るな画面!」

「むちゃくちゃ過ぎるって!何とか言ってくれ2人とも!」

「一回身投げしてもうちょっとハンデ付けようよ悠真!」

「強すぎる…先輩を立てろ…後輩…」


「味方なんか居ないんやなぁ…」


でも楽しいのでOKです!




「もうスマブラはやめて…桃〇でもやろう…」

「良いですねそれ、あんまり実力差出ないですし」

「覚悟しろよ兄上」

「今回は僕も悠真に牙を向けるよ」

「うん…皆いい意気込み…」

「一回徒党組むのやめません?」




「喰らえ兄上!ぶっ飛〇しカードじゃ!」

「ちょっと社長それ僕らも食らうんですけど!」

「許しがたし…社長…」

「そんな言う!?」

「あっごめんなんか俺だけ吹き飛ばなかったわ」

「社長ー!」

「何やってるの…?」

「ごめんって!」



「中々資産が溜まってきたな、次の所で物件を買い占めるか…」

「ねぇねぇ悠真」

「凄い嫌な予感する…なんだねアオ」

「これ、なーんだ」

「ドラキ〇ラカード…ですね」

「これ使ってあげるね!」

「ありがとう!(やけくそ)」


10億取るのは流石にやりすぎじゃない???


「待って…悠真…」

「待つわけないでしょ音子さん!そんなデカイ貧乏神連れてる人の近くで!」

「借金まみれの推しとか見たくないよね…?」

「リアルだったら嫌ですけどゲームですし面白いですね」

「えい」

「あっちょっ待っリアル攻撃はやめてリアル攻撃は」



結果

1位 ゆーま社長 61億

2位 なのじゃ社長 54億

3位 アオ社長 -11億

4位 ネコ社長 -80億


「…………」

「…………」

「お、惜しかったなぁ儂…」

「いやぁ追いつかれるかと思って焦りましたよ…ははは」

「私…ご飯作ってくる…」

「いっ行ってらっしゃいです」

「楽しみなのじゃ…」

「社長と悠真は…飯抜き…」

「「待って待って待って」」

「ふふ…嘘だよ…半分くらい…」

「良かった…ん?半分本気…?」

「もしかしたら俺ら量が半分な可能性ありますね」

「悲しいのじゃ」






「はい皆…出来たよ…」

「今日はハンバーグか!やっぱり美味しそうだね!」

「美味そうこれ」

「実際美味いから最高じゃぞ」

「なんでもう食ってんすか」

「これが…先輩の料理力…負けた…」

「アオはなんで勝手に負けてんだよ」


「じゃあ皆…食べようか…1人もう食べてるけど…」

「「「「「いただきます」」」」」


凄く…美味しかったです…




「じゃあね!皆!また来てね!」

「次は雪も入れて…皆でゲームしよ…」

「勿論です!ではまた!」

「お邪魔しました!」

「お邪魔したのじゃ」




「先輩らはどうじゃったお主ら」

「まだ雪さんには緊張が取れませんでしたけど音子さんとはもうズッ友ですよ。LINEも交換しました。家宝にします」

「葵はどうじゃった?」

「最初は石になるぐらい緊張したけど喋りやすくて緊張もいつの間にか解けてましたね!また遊びたいです!」

「それは良かった。これから一緒に頑張って行く先輩らじゃから仲良くするんじゃぞ」

「「勿論」」


「じゃ儂こっちじゃから」

「僕はこっち」

「俺こっちなんでここでお別れっすね」


「じゃあのー」

「じゃあね社長!悠真!」

「またなー」


楽しかったなぁ…さて、


やるかぁひと仕事



────────────────────カァッ(モチベに直結するので感想や星お願いします)

カァッ(そろそろ配信回)

カァッ(お楽しみに)

カァッ(次回はまだ配信行けないかもしれない)

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