第5話 周りの人っていっつもそうですよね、袴男のことなんだと思ってるんですか

「つかぬ事をお聞きしますがお嬢さんはどちらに行かれるんですか?」

「えっと事務所みたいなとこかな」

「あー…うーん…多分同じ所ですね」

「あっじゃあ君も事務所に?」

「10時から予定がありましてね」

「今9時だよ?」

「暇だったもんで…まぁそのお陰でお嬢さんを助けられたしプラスですよプラスうん」

「いやそれは本当に助かったよありがとう」

「お嬢さんは何時からなんですか?」

「13時からだよ」

「よく俺にはやすぎるだろみたいな顔出来ましたね」

「いやもう緊張で落ち着かなかったんだよ」

「まぁそれは大変でしょうけど」

「いやもう本当に大変で…実は」








───────30分後

「って言うのもあるし僕があんなに素晴らしい人たちと同じ所で働けるのかなってのもあるしそれに」

「そろそろ終われ長い」

「冷たくないかな!?」

「事務所の前で30分も愚痴を吐き続ける奴に対する態度はこれで充分ですよ」


長かった…途中から相槌打ってもないのに延々と語り続けられて意識が天に召される所だった


何か天で真理を見た気がする…


気のせいか



「じゃあ俺はこれで…合格したらまたあいましょ」

「そっそうだね頑張って、合格…出来るかな…」

「まぁ大丈夫ですよ、社長なんて取り敢えず褒めときゃ好感度上がりますよ」

「君は社長をなんだと思ってるの!?」

「扱いやすい幼女ですかね」

「凄いね君」


名も知らぬお嬢さんとの話を切り上げ事務所に入る


にしても思ったよりも事務所デカイな


少数精鋭(ほぼ式神)って言ってたしもっと小さいもんかと





─────────結構後


「よく来てくれたの兄上、歓迎するのじゃ」

「外のあれ何???」

「外のあれ?」

「なんで面接室までの道案内が謎解き形式なんだよ」

「面白いかなって思って」

「難易度は絶妙で確かに楽しかったですよ?でも今の時間を見てください」

「11時じゃな」

「遅刻してるやんかぁ、めっちゃ早く家出たのに今日」

「まぁまぁいいじゃんいいじゃん。

取り敢えず最終面接やるのじゃ」

「何話すのこれ」

「………」

「あの」

「今日の最終面接は終わりじゃ!飯食いに行くのじゃ」

「俺クイズ解いただけなんだけど今日」

「うるさいのじゃ、どうせ合格だしなんでもええじゃろ」

「いやまぁ合格なら良いけど」

「良し!行くのじゃ!」





「これ美味いっすね」

「兄上これあげる」ポイ


「流石に野菜は食べましょうよ」

「食べなくても儂は生きていけるし良いのじゃ」

「不健康そうですね」

「フッ…自慢じゃないが3日に1回は何処か痛いぞ」

「本当に自慢じゃない…」





「てか時間大丈夫です?」

「ん?全然危ないぞ」

「駄目じゃん」



「ほら急ぎますよ玉藻さん!」

「待って待ってまだパン食べてるから!」

「なんで今から食い始めてんだパンを!13時だぞ今!」

「なんで面接時間知ってるんじゃ!」

「そいつ朝ここら辺で助けたからだよ!」

「なんで13時から面接のやつが朝にここら辺に居るんじゃ!」

「知らん!」








バァン!


「うわっ!何何何!?」

「おっ来ておるようじゃな葵」

「来ておるようじゃなじゃないですよ玉藻さん、今14時です」

「ギリギリセーフじゃな」

「ガチガチにアウトなんで安心してください」


「あの、えっと、状況を説明してくれると嬉しいんだけれど」

「すいませんねお嬢さん飯食ってたらこいつが追加でパン食べ始めて…」

「あっ仲良いんだね社長と」

「色々…?まぁありまして、届け終わったんで俺他の部屋行っときますね」

「分かったのじゃ隣の隣の部屋が空いておるから待っとってくれ」

「あいあい」




「良し!面接を始めるのじゃ」

「がっ頑張ります」








うーんまた環境テロリスト達が暴れてんなぁ…環境守るつって破壊行為に及ぶのがマジで理解出来ん


やっぱ環境テロリスト共って駄目やね


普通に犯罪だし逮捕されてどうぞ



ツイフェミ君もあかんねこれは…

何にも勝てないからって幼子に突っかからなくても…


哀れなツイフェミと環境テロリストに合掌…3秒くらい忘れないよ


あれ今何考えとったんやろまぁいいやサンバしよ



「あれ何してるんですかね」

「合掌して何か忘れた顔してサンバのリズムを刻んでおるな」

「真顔でサンバ刻むの怖くないですか?しかも袴で…」

「前聞いた時はサンバ刻むのは友達の影響で袴は趣味じゃ言うとったぞ」

「サンバ刻む友達居るんですかあの人…」





何なのかしらあの人たち

あたしのこと見てずっと小声で話して…

そんなに駄目かな真顔でサンバ刻むの





駄目か


異世界によってはサンバ刻むだけで捕まるからな


びっくりしたよサンバ刻んでただけで囲まれてた時








「あの人はどんな人なんですか?」

「兄上は演技力とゲームが上手い暴力魔人じゃぞ」

「仲良くしたくなくなってきましたね」

「大丈夫じゃぞ、仲間でいるうちは殺されんじゃろうし」

「何を安心したら良いんですかそれ」

「望まん限り暴力は振るってこんと思うぞ」

「へぇー望んだら殴って貰えるんですね」

「えっまぁ…多分…何か顔赤くない?」

「気の所為です」ニコ

「そうじゃな!気の所為か!」





早く入って来ないかなあの人たち


────────────────────

カァッ(モチベに直結するので感想や星ください)

カァッ(設定的には巽君は肉体年齢が26で葵ちゃんは19です)

カァッ(描きたい描写はあるのに力がないの悲しい)

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