第3話 俺ですか?バキバキ無職です

空いてる日を返信した次の日に返信が来て明日通話で面接をする事が決まった


これに合格したら一気に推しに近付く事が出来るので緊張しまくりである


俺は全オタクの悲願…陽菜様とアイリス様のてぇてぇを間近で浴びるんだ…

仕事辞めた時からは考えられない程染まってしまったな…俺……

壁になるんだ…推しを見守る壁に…





─────翌日

通話ルームに入りカメラをONにして待機する

気持ちが逸りすぎて一時間前に通話ルームに入ってしまったが大丈夫だろうか


ポロン

「来るの早すぎぬかお主…一時間前じゃぞ」


馬鹿な…この声は最近配信でよく見るスイセンさんの声…つまりこの幼女は…ん?あれ?


「ん?なんじゃお主そんな惚けた顔しおってあぁ名乗り遅れたな」

「儂はスイセン改め狐坂 玉藻(きつねさか たまも)じゃよろしくのう巽」

「あっご丁寧にどうも…えーっと俺は巽 悠真(たつみ ゆうま)ですよろしくお願いします」

「あぁよいよい敬語なぞ、面接と言っても人となりを知りたいだけじゃから自然体で過ごしてくれその方が分かりやすい」

「分かったよ玉藻さんよろしく」

「だとしてもその速度で馴れ馴れしくなった奴はおらんかったがな…まぁいいじゃあ幾つか質問していくぞ」

「おけ」

「まずそうじゃなぁ…お主は今仕事をしておるか?しておるなら何をしておるか教えてくれ」

「仕事か…2ヶ月前に辞表叩きつけて辞めてやりましたね」

「ふむ…何の仕事をしておったんじゃ?」

「異世界救済しとりました」

「あぁあのクソ職ランキングぶっちぎり一位の奴か…良く生きておったな」

「適合率が高くて元から結構強かったんで…荒事が起こった時は任せてください。敵対者はボコボコにします」

「それは頼もしい…じゃあ特技はなんじゃ?」

「暴力とゲームと演技です」

「すっごい恐ろしいこと言われた気がするんじゃけど…まぁ置いといて…どんなゲームが得意なんじゃ?」

「今流行りのサバゲーやアクションゲーム等の人と戦う系のゲーム全般得意です」

「ほう、それはいいのう…うちはサバゲーが得意なやつがおらんからなぁ…流行りに乗れるのは大きいな」

「任せてください」

「演技も得意らしいな、そうじゃなじゃあ他意はないが儂の兄になったつもりで儂を褒めてくれ」


他意しかないリクエストだなぁ

いやてかあの…え?気の所為なのかなあれ

まぁうん今はいいとして兄になったつもりで褒める…良しこれで行こう


「いつも頑張ってるね玉藻、社長やりながらマネージャーもやってライバーもやるってそう出来ることではないよ。その君の姿は沢山の人に元気を与えてるし俺自身も玉藻に元気や生きる活力を貰ってるよ。辛いことや苦しいことがこれからもあるかもしれないけど無理はしないようにしてくれよ?俺には玉藻が必要なんだからさ」

「アッカッコイイシュキヤバイ」

「玉藻さーん?戻ってきてぇー?」

「ハッ!すまんすまんトリップしておった」

「いやまぁそんだけ喜んで貰えたら嬉しいですけど」

「すまんすまん冷静になったわ。…お主のこと兄上って呼んでいいかの」

「冷静になってねぇじゃねぇか。いやまぁいいですけど嬉しいですし」

「うっ嬉しい!?じゃあもう呼びまくるのじゃ!兄上兄上兄上兄上兄上兄上兄上兄上兄上」

「壊れたラジオみたいにならんでください」

「そっそうじゃな、じゃあ次の質問なんじゃがなんでお兄様は袴を来とるんじゃ?」

「今更ですね。まぁ趣味です趣味。」

「凄い似合っててかっこいいと思うぞお兄様」

「えっあぁありがとうございます」

「ふむ、ここまででかなり人となりはわかったな。じゃあ最後なんじゃが何か儂に聞きたいことはあるか?なんでも良いぞ」


質問…質問…

いやこれしかないよなぁ逆に他に何聞くんだって話だし…



「あの…なんで狐の耳が生えてるんですか?」

「えっ」


玉藻さんの姿を振り返ってみよう

まずは小さな体

次に希望を感じることの出来ぬウォールマリア

金色の髪に透き通るような白い肌、赤色の瞳に髪の色と同じ色の狐の耳


うん…名前からして玉藻前かな…


なんでこっちに大妖怪が居るんだろう…



────────────────────

カァッ(モチベに直結するので感想や星ください)

カァッ(間違いあったら教えてね)

カァッ(やっと主人公の名前判明)

カァッ(少し短いけど許して)

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