第2話 VTuberに俺はなる!
家に帰ると大分親に泣かれてしまった
まぁ数年間帰ってなかったからなぁ
やっぱ数年休みを取らせないってかこれからも休み取らせようとしなかったあの職場終わってんな
泣いた両親と沢山話をして眠りにつく
久しぶりに使うはずのベッドは何故か綺麗で少しだけ涙が出た
朝起きてからは趣味探しを開始する
久しぶりにゲームをやったり父さんとオセロをしたり母さんと料理をしたりした
そこから得れた情報は俺はオセロが死ぬほど下手で料理に才能はなくゲームは得意だと言うことだった
元からゲームは目がとても良かったため得意ではあったが死地で目を磨きすぎて次元が異なる力を得てしまっていた
今の俺ならeスポーツ回の…なんだろ麒麟児…?いや分からんなんだろ
とにかく衝撃を走らせることは可能だろう
次の日は同窓会に行くことが出来なかった俺を気遣って連絡をしてくれたタカシと遊んだ
高校で知り合ったタカシは最後に会った時からあまり変わらず、いつも通り奇抜で面白いやつだった
昔のように集合場所にサンバの衣装で来たタカシに手を振り合流する
周囲からの怪訝な視線を浴びてなおサンバを貫くタカシの姿は何よりも輝いて見えた
ゲーセンでも決してサンバから着替えないタカシと共に音ゲーやクレーンゲームをひたすらに楽しんだ
帰り際に近くにあったカラオケによって帰る事になった
サンバの衣装でサン〇マスターの曲を歌うタカシの姿はあまりにも眩しく、直視出来ぬほどかっこよかった
ちなみに俺は今日一日袴に草履スタイルだった為演歌縛りをして熱唱した
サンバの姿でサン〇マスターを歌う男と
袴演歌男
客観的に見たら両方イカれてるよなって思った一日だった
次の日はYuTubeで動画を漁った
何も見ていなかった数年の間にどうやらVTuberなるものができたらしい
目に付いた切り抜き?とやらを沢山見ていたらいつの間にか一日が終わっていた
侮り難しVTuber…
それからはVTuberの切り抜きや配信を見る日々が続いた
色々な用語を覚えたり推しが出来たりととても充実した日々を送ることが出来たと思う
どうやら俺が推してるVTuberは2人居るが2人共同じ箱に所属しているらしい
その箱は『エデン』と言うらしくホームページを確認してみた所もう1人所属している人がいるらしい
その1人がマネージャーも社長も兼任しているそうで箱は少数精鋭で行くと公言しているらしい
所属ライバーは『聖女アイリス』、『紫 陽菜』、『スイセン』の3人でスイセンさんが社長とかの兼任してる人らしい
アイリス様と陽菜様は俺の推しです
アイリス様はチャンネル登録者121万人
声から優しさが滲み出ており、その印象に違わずとても優しい一面が配信でも確認出来る
しかし彼女はVTuber…しっかりと狂っており全人類の母になるとか言ってるヤベェやつである。ファンの人たちを子供たちと呼び自らをママと呼ばせている。
たまにめちゃくちゃ怖い。本当に怖い。
イラストを描くのが上手いが赤ちゃんだけを描く配信を12時間やっていた時は本当に恐ろしかった
後述する陽菜様と同棲しておりものぐさな彼女を世話しているらしい。てぇてぇ
陽菜様はチャンネル登録者88万人
ダウナーで猫のような印象が強くマイペースで自堕落だが歌がとても上手い
酒カスだったりヤニカスだったりするがアイリス様に世話され始めてからは制限されてるみたいで嘆いているのを配信で確認出来る
アイリス様ととても仲が良くてぇてぇやり取りがとても多い。助かる
スイセンさんはチャンネル登録者210万人
そもそも配信が少なかったりするがTheのじゃロリみたいな人でファンが多い
子供っぽかったり我儘だったりするがなんだかんだ信用されているのが2人とのコラボで確認出来る
これから配信見ていこうと思う
そんなエデンという箱がどうやらオーディションを開催しているらしい
ふっ、なっちゃいますか…VTuberに…
どうやら配信経験は問わず誰にも負けぬ個性を持っていることが応募条件らしい
誰にも負けない個性…暴力かな…?
いやダメか…どうそれを配信に活かすんだって話になるし
となるとゲームと演技力かな
演技力ないと異世界だとやっていけないんだよね、交渉の場にも良く立たされてたし
異世界とこっちだと時間の進み違うから異世界の合わせるともう100歳超えてんだよな…
貫禄………ないか
まぁいいや、限定公開でさっき撮ったアクションゲームをやりながら演技をし続ける動画を上げてと…よしあとは名前入れてPRして意気込み語って…良しこんなんでええかな
後は送って…よしおけ送れた送れた
結果帰ってくるまで時間かかるだろうしアイリス様の配信でも見よ
『赤ちゃんだけを描きます!』
──やっぱ陽菜様の配信見よ
────2週間後
書類審査合格のお知らせ
面接による審査を行うので
空いてる日を返信してください
おっ合格メールが来てる…って
「あっちょっと待ってタカシ!置いてかないで!」
今日も今日とてサンバなタカシと今日はラウンドワンで遊んで居たので置いていかれないように走りながら空いている日を返信した
後日Zでラウンドワンに袴男とサンバ男がいた
と呟かれてバズっていた
────────────────────
カァッ(モチベに直結するので感想とか星ください)
カァッ(間違いあったら指摘してね)
カァッ(次回もよろしく)
カァッ(いつ主人公の名前出るんだろ)
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