ブラックな職場に務める一般社畜(?)さん、仕事を辞めてVTuberになる

中田の刀な鷹

第1話 こんな仕事やってられるか!俺は出ていく!

同窓会には…行けません…

俺は今……


「辞めてやるわこんな職場!あばよクソ上司!」


上司に退職届けを叩きつけています☆






********************

────こんなことになる一年から二年前


人生って不思議なことが沢山あるよなぁ…

学生時代では想像もつかなかったような仕事が沢山だよ…


「ガァァァァァァァァ!」

今俺の前には雄叫びを上げている龍が居る


え?頭が可笑しくなったのかって?

いやいや違うのよホントに龍が居るのよ

10年前に救済の神様とか名乗る奴から救援要請見たいなものが来て凄いごたついた後異世界の化け物を倒す仕事が出来ちまったんだよね


いや凄いよなぁ学生の時に夢見てたファンタジー世界に行けるようになるんだから

まぁ基本救援要請出てるだけあって行き先が荒れまくってたり危機に瀕してたりする訳なんだけれども


まぁそんなファンタジーファン待望の仕事が出来たって言っても全然ミスったら死ぬし待遇悪いし精神病む人が多発したから志望者少ないんだよね今


あぁ俺?俺はあれよ給料が良かったからよ

後異世界との適合率が高かったらしくてね


あっ適合率って言うのはまぁ読んで字のごとくその異世界にどれだけ適合出来るかでこれが多い程強くなれたり特殊な能力を得たり出来るって感じのやつだな


でそれが俺は他の追随を許さないぐらい高かったから丁度良いかなって思ってさ

何故か特殊な能力が使えるようにはならなかったけど素の身体能力がバグだったし何とかなるかなって思って


でもこの仕事本当に終わっててさぁ…給料が高いとは言え常に命の危機に瀕することになるし死んだ時の補填なんも無いし休みないし

命をなんだと思ってんのかね…

まぁ神様だしな雇用主、虫のことなんてどうでもいいに決まってるか


「なぁお前もそう思わん?」

そんな事を口にしながら物言わぬ骸になった龍に話しかける

至る所に殴打の跡があるがある程度は綺麗だしこの世界の人に後で渡そう、良い感じの素材になるだろ

てか綺麗に倒せたな、写真でも撮っとこ

そうそう何故かスマホ使えるんだよね異世界

連絡ツールのNINEとカメラしか使えないけど


しっかし今回は楽だったな龍一匹ぐらいだし

前は神格4体も倒さないと帰れなかったから本当に地獄だった

2回ぐらい死ぬかと思っちゃったね



てかなんでこんな仕事してるんだろ

死にかけてまで異世界救う意味あるか?ぶっちゃけ10回救ったら9回人間に裏切られるし

異世界から帰ったらすぐ別の異世界行かされるし

ある程度お金貯めたら辞めるかこんな職場

考えれば考えるだけクソだよ本当に


そんな事を思いながら仕事を終えたことで出現したゲートをくぐる


「ただいま帰りましたー」

「遅いぞ下衆が**様のために働けているのだからもっと早く仕事を終わらせろ」


開口一番に暴言吐きやがったこいつは俺の上司のクソ。間違えた天使。神の代行者を名乗るド級のゴミクズ、ドゴミクズである

常に偉そうで本当にダルい


「なんだ貴様その顔は、何か私に言いたいことでもあるのか?神の代行者たるこの私に」

「いえいえそんなそんな!天使様に言いたいことなんてある訳ないじゃないですか!こんな素晴らしい仕事をさせてくれてありがとうございます!」

「ふん、なら良い次の世界へのゲートを繋いでおいたからさっさと行ってこい」

「了解でございます!それでは!」



な?クソだろ?

こんなんでやる気出ると思ってんのかねぇ異世界の神様は…救援要請出してきたのそっちの筈だろ?


どんだけ舐められてるんだこの世界…意味わからん


まぁいいやさっさとお金貯めて仕事辞めよ




********************

──そんなこんなで現在


「は?何を言ってるんだ貴様良いからさっさと次の仕事行ってこい」

「うるせぇぞ救援要請出してる側なくせに偉そうにしやがって!こんな職場辞めるって言ってんだよダボが!頭も悪けりゃ耳も悪いのかよ」

「は?何だ貴様人間の分際で偉そうに…叩きのめさねば分からんようだなゴミが」


おー天使様凄いキレててウケる

なんか自分よりキレてる人見ると段々と落ち着いてくるよな

まぁこの上司人扱いされるとブチ切れるけど


「分からせられるもんなら分からせてみて下さいよ天使様。まぁそうだな…そこまで言うならこの契約書にサインを書いてください、負けたら俺や俺の周りには干渉しませんよって契約書です。あっ字ってかけましたっけ?」

「舐めるなよ人間風情が!書いてやろうじゃないかそんなもの!ただし貴様が負けたら一生タダ働きさせてやる!」


契約書に俺が負けたらタダ働きと言う文言を追加した煽りに弱い天使様(笑)が契約書にサインした後、結界を作り上げる


天使や恐らく神はこの世界でも能力が使えるのである

ちなみに地球人は無理、まぁ妥当だよね

能力使えちゃったら治安が世紀末になっちゃうからね

環境テロリストやLGBTへの風評被害撒き散らしマンとかもいるのにこれ以上悪化したらやだよ本当



その後は完全にブチ切れた天使がなんか光の槍だとかビームだとかシンプルに殴りかかってきたりしてきたがこちとら色んな世界を能力なしで救い続けた男だ

全部弾いて殴り返して蹴りかかることなど容易である

「グハッ…なんだ貴様その力は!有り得ん…!有り得てはならん!」

「いやーそれが当方異世界に行っても特殊な能力など何一つ得れなかったもので…この身体能力だけで色んな世界を救ってきたんですよねぇー」

「馬鹿な!能力なしで複数の亜神や神格と戦っていただと!?そんな事たとえ**様でも…」


なんかごちゃごちゃ言ってきてウザイなこの天使…てか世界救いに行ってくれてる奴らの能力ぐらい把握しとけよ

お前らの力になってんだからさ

もう怒り通りこして無になりそうだしさっさと終わらせようかな


「じゃあそろそろ終わらせましょうかこんなお遊び。えい」


その一言と共に本気で拳を繰り出し、結界ごと天使を破壊する


なんかめちゃくちゃ吹き飛んだし体が変な方向に曲がりまくってるけどやりすぎたかな…でもまぁいいよね勝負に同意はしてたしあいつ


契約書で危害加えられることは無くなったしさっさと帰ろ


休みなくて帰れないから家無いし職場からそう遠くない実家にでも帰ろうかなぁ…数年ぶりに帰るけど元気かなお父さんとお母さん

まぁたまにNINEで連絡してたし大丈夫だとは思うけど

あっそうだNINEで今日帰るよって送っとかないと





お金あるしこれからはしばらく趣味でも探しながらダラダラしようかなぁ…

はぁ…行きたかったなぁ…同窓会…

会いたかったなぁ…タカシ…






────────────────────

カァッ(初執筆です)

カァッ(モチベに直結するので感想や星ください)

カァッ(まさか1話使って主人公の名前が出てこないとは思わなかった)

カァッ(多分この後天使や神が出てくることはないです)

カァッ(干渉出来ないしね)

カァッ(なんか誤字あったり表現が間違ってる所があったら指摘してくれると嬉しい)

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る