第一部
第1話高校入学
都内でもトップクラスの有名な高等学校でもある
一つだけ良いだろうか?
俺はこの世界に来て常々思っていたのだが…誰も突っ込まないのだろうか?高校の名前がすでにヤバいだろっ!?何だよ、鬼畜学園って!?PTAは何も言わないのか!?これが物語の修正力って奴か!?せめておにちくがくえんとか別の呼び方にしろよなっ!?
悪い…ちょっと心の中で取り乱してしまった。何気に緊張しているんだろうな。
制服へと着替えて、高校へ行く準備を終え、親には先に出ると行って家を出る。
「豊ちゃん!」
家を出た所で声を掛けてきたのは黒髪三つ編みの女の子。俺の家の隣に住んでいる幼馴染で名前は
「…遅いよ?」
「凛が早すぎるだけじゃない?」
「そ、そんな事ないよ?ちょっとばかり早く目が覚めすぎて、準備が早く終わったから豊ちゃんも同じかもなんて思って待ってた訳じゃあないからねっ!?」
今日から高校という事で凛は期待と不安でいっぱいなのかもなと思った。だって全部言ってるし…。
「俺は時間通りにしか行かないけどな…」
「…だよね。豊ちゃんはそうだよね」
「まあ、とりあえず一緒に行く?それとも高校では一緒に通学はしないでおく?」
ただの幼馴染なのに、その関係を疑ってからかって来る奴はどこにだっているしな。そう思って聞いたんだけど、凛は少し泣きそうな表情に…。
「も、もしかして…一緒に通学したくない?」
「違うからな?言葉が足りなかった。ほら中学の時も一緒に通学するだけなのにからかって来る奴って居たろ?だから凛が気にするかと思って言っただけだから」
「私は…気にしないよ?」
「じゃ、じゃあ一緒に行くか」
「うん♪ 」
言っとくけど凛とはそういう関係じゃあないからな?凛もそれは否定しているしな。よく物語であるようにお互いの家を行き来とかあり得ないしな。
多少はよ?この世界に来て幼馴染が出来た時…ホントはチラッと思ったよ!?料理作ってもらったりとか、部屋に起こして貰いに来たりとか、お風呂を借りたりとか、着替えてる最中にバッタリ出くわしたりだったとか―――。
でも…そんな甘いものはながっだ…(泣)
「ど、どうかしたの?」
「…うんにゃ」
物思いにふけっていたら凛に不審に思われた様だ。何でもないと答えながら高校への道を凛とともに向かった。
♢♢♢
入学式が始まってすぐに彼女達の存在に気がついた。ゲームに出て来た時と同じその姿…何度も目にしたヒロイン達。
前世ではお世話になったとも言えるんだけど、彼女達がそうなるのは阻止をしないとと改めて心に誓う。
今日が入学式…。明日はとうとう一番最初のイベントが始まってしまう…。
俺は視線を彼女へと移す。最初のイベントの犠牲者である彼女の名前は
彼女の見た目は…高校1年生と思えない様な胸の持ち主でもあり、髪色はハイトーンのベージュカラー。髪型はワンレンボブにしており毛先にさり気ないカールが掛かっている。
「…誰を見てるのかしら?」
隣に座っている優花が小声でそう話掛けてくる。たまたま入学式の席が隣だった。優花から圧みたいなモノを感じるのは気のせいだよな?顔はいつも通りの笑顔で前を向いているしな…。
「いや…別に…」
「…初夏さんを見てたわよね?」
俺は慌てて優花にバッ―っと、顔を向けるが彼女は以前として前を向いていた…。
アレか?女性は視線に敏感だと言うし…そういう気配を感じとったのか?視線にはくれぐれも気をつけないとな…。
「…見てないよ。考え事してただけ…」
「胸?胸なのっ?やっぱり大きな胸なのっ!?彼女のたわわをじっくり見てたわよね?」
「…見てねぇから」
あぶねぇ〜〜〜。危うく叫ぶ所だったわ。小声でそう返した俺を誰か褒めて欲しい。ホント入学式で大声で突っ込みそうになったわっ!そんな事になったらシャレにならんっていうのっ!それにそうなったら絶対に問題児として目を付けられるし、目立ってしまうだろっ!?
それに…たわわなんて久し振りに耳にしたわっ!?
そして、俺は動揺していたのか最悪の行動を取ってしまった…。チラッっと優花の胸元へと視線を落としてしまう…。そりゃあ、日和よりは小さいけど十分…
「…後で殺すから」
やはり女性は視線に敏感だった様だ…。この後どうなったかは秘密だ。
***
あとがき
一口メモ
優花ちゃんの胸はえ…
優花「筆者でも言ったら殺すわ…」
ごほん……凛ちゃんの胸はBカップです♪
凛「何で私のバストサイズを言ったの!?」
そんな訳で続きをはよぅ〜と思われましたら評価や応援宜しくお願いします!筆者張り切って投稿しちゃいますよ♡
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