第16話 番狂わせ
剣士カラドと魔法使いエリスの戦いは、互いの能力が火花を散らす激闘となった。
カラドは、スラッシュで攻撃力を高め、追加ダメージの範囲を広げながら、素早く敵に接近。エリスはファイアボールを放ち、範囲ダメージを増加させつつ燃焼効果でカラドを追い詰める。
次に、カラドは防御の構えをとり、効果時間を延ばしながら反撃のタイミングをうかがう。エリスは癒しの光で自らを回復しつつ、パーティ全体の防御力も向上させ、カラドの攻撃をしのぐ。
しかし、カラドはバーストストライクを発動させ、クリティカルヒットの確率を高めて一気に攻勢に出る。エリスも負けじと魔法の盾を展開し、耐久力を増したバリアで反撃の準備を整える。
両者の技が交錯し、激しい攻防が繰り広げられる中、誰が勝利するのか、結果は予測不可能だ。
葛城は戦いの最中、手がしびれてしまった。スマホを持つ手が力を入れられず、指が思うように動かない。焦りを感じつつ、画面をタップしようとしても反応が鈍い。周囲の状況を確認する余裕もなく、敵の攻撃が迫ってくる。
葛城は深呼吸し、冷静さを取り戻そうとする。片手でスマホを支え、もう片方の手で動かす。何とか操作を続け、戦況を把握しようと必死だ。しびれが収まることを願いながら、葛城はその場から逃げる方法を考え始める。
葛城は手のしびれに耐えながら、スマホの画面をなんとか操作し、周囲の情報を集めようとした。敵の動きがリアルタイムで表示され、葛城はそのデータを元に次の行動を決める。
「まずは退避だ」と心に決め、周囲の安全なルートを確認。敵の目を引くために、意図的に小さな音を立てながら後退する。しびれが徐々に和らぎ、指先の感覚が戻り始めた。
ふと気づくと、敵が葛城の動きに気づき、攻撃を仕掛けてくる。葛城は素早くスマホで防御策を選択。画面上の指示に従い、素早く身をかわす。アーチャーが矢を放った瞬間、ウォーリアの力強い防御が間に合い、矢はわずかに外れた。
その隙に、葛城は反撃のチャンスを探る。敵の動きを観察し、どの瞬間に攻撃を仕掛けるべきかを計算。しびれも収まり、動きが軽やかになった葛城は、敵の攻撃を巧みにかわしつつ、次の一手を準備する。
瞬間、ウォーリアの動きが鈍ったところに目を付け、葛城は思い切って突進。スマホの画面をタップし、強力な一撃を発動させる。葛城の決断が勝利の鍵となるのか、さらなる試練が待ち受けるのか、戦いの行方はまだ分からない。
敵プレイヤーのハンドルネームはアーチャー・ゼフィロス。溶連菌アーチャーを従えてる。
**クラス:** アーチャー
**レベル:** 45
**武器:** 魔法の弓「エルダーブレイズ」
**スキル:**
- **スナイピング:** 遠距離からの高精度攻撃。
- **回避射撃:** 攻撃をかわしながら矢を放つ。
- **トラップ設置:** 敵の動きを封じる罠を設置。
**特性:**
- **敏捷性:** 高速移動と反応速度。
- **隠密:** 気配を消して接近する能力。
**背景:** 過去に仲間を失った経験から、孤独に戦うことを選んだ。冷静沈着で、戦略を重視するタイプ。
**性格:** 冷静で計算高く、時折皮肉を交えた言動をするが、仲間には深い思いやりを持つ。
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