1-2
*描写あり
「はぁ…」
深くため息をつきながら、鉄分入りジュースを飲む。
家での吸血行為の後は、疲れたように眠ってしまうため、学校での休み時間が癒しの場となってしまった。
「みのる、最近ため息多いぜ。幸せが逃げるぞー」
と、友人が声をかけてきた。
ほれ、とホットコーヒーをプレゼントしてくれた。
ありがとう、とお礼を言い、友人とコーヒーの暖かさに感涙しかける。
(鬼々さんもこれくらい気を使ってくれたら…)
なんてありもしない事を考える。
鬼々は血さえあればいいという人だから、仕方ない。
ただ、最近みのるの血が薄い(?)と怒られるため、鉄分を取ってこちらが機嫌を損ねないようにしないといけないのだ。
こちらが機嫌を取る事に関しては少々疑問だが、そんな事をいうと更に機嫌を悪くしかねないため、言わずにいる。
本当は追い出せば良いのだろうが、初めて会った時のような姿になるとかと考えると、みのるにはそんな非常なことは出来ないのであった。
「ただいまー」
バイトが終わり日をまたいだ頃。
部屋を除くと鬼々がみのるのベッドで眠っていた。
(お腹出して…風邪ひいちゃうよ……)
真冬だというのに布団もかけず眠っている鬼々に、布団をかけようとした。
「よく見たら鬼々さんって綺麗な顔立ちしてるよね…」
まるでモデルのような顔立ちに、ブロンドのロングヘア、長いまつ毛、血色のよい唇。
彼の精液はどのような味がするのだろう。
そう考えると、みのるの喉がごく、と鳴った。
「いやいや、俺は何を考えて…」
「ん………」
服の隙間からちらりと薄ピンクの乳首が見える。
その時、みのるの中の理性が突然、プツンと切れた。
「鬼々さんが悪いんだからね」
鬼々のぷっくりとした唇にキスをする。
それはただの口をあわせるだけのキスではなく、鬼々の口内を侵食するようなキス。
ちゅっ、ちゅっ、と鬼々の舌を吸い、口内をぐちゃぐちゃに掻き回す。
こんなことをしても起きない鬼々を見て、みのるはその口を首筋に持っていき、キスマークを残す。
鬼々がみのるにしたのと同じ様に、キスマークという形で跡を残す。
ペラっと服を捲れば、誰も触れたことがないであろう綺麗なピンクが、少し勃ち上がっていた。
まずは左側を口に含み、右側の周りを指でなぞる。
口は吸ったり舐めたり、時に噛んだり。
指で周りをなぞったり、ギュッと摘んだり、コリコリと擦ったり。
そんな事をしていると、みのるの上から微かに声が聞こえてきた。
「ん、あ…っ、ふぅっ」
見上げると、鬼々が顔を赤くしながら悶えていた。
しかしまだ起きてはいないようで、みのるはこのまま乳首弄りを再開した。
5分ほど弄ると両の乳首は完全にそそり勃っていて、まるで女の子のようになっていた。
(今まで男の人になんて興味なかったのにな)
と思いながら見つめていると、ついに鬼々が目を覚ました。
ん…、と目を擦りながら起き上がろうとする鬼々を押し倒し、鬼々のことをじっと見つめる。
「な、何じゃ貴様!何をしておる!」
「何って、押し倒してる?」
「わかっておるわ!どけ!このたわけ!!」
「嫌です」
即答され、鬼々は少し戸惑った。
みのるがこれほどまでに拒否反応を示したことはなかったからだ。
すると、鬼々の下半身に熱を感じた。
ゴリッ、とみのるのソレが鬼々の秘部に当たっているのだ。
「な、なにを…しておる…」
「鬼々さん、俺は今から鬼々さんとセックスをします」
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