第47話 リベンジマッチ

「今日こそはぶちのめすっ!!」



こうして、試合のゴングがなった。



その後…………


「と゛お゛し゛て゛こ゛な゛る゛の゛……………」




セシリア・ロスヴァイセ(16歳)渾身の涙目である。(というか、泣いてる。)





【だ、大丈夫だぞー。隼人に負けたからって、気にする事はないぞ〜。】

【う、うんうん。大丈夫。大丈夫。】



コメ欄も必死の慰めである。



「う、うわぁああああああん!!は、はやとにぃ………、ひっぐ、はやとに、はやとにきずものにされたぁああああああああ」

「おいぃいいい!?!?それはアウトでしょうが!?!?」


【あ、隼人センパイ、お疲れ様でーす。】

【放送事故では無いのがおもろすぎる。】


「おい、待て!!お前らぁ!!なんでそんな冷たい目で見るの!?まるで、まるで『うわ、こいつ女の子泣かせた挙句、責任転嫁しようとしてるんだ。』とか思ってる目で見るなぁあぁああああ!!」


【やけにリアルな感情だ。】

【まるで、分かっているかのような…………】


「おいぃいいいい!!」


「せきにん、ひっぐ、せきにんとってぇ。」

「おい、これはどうしたらいいと思う??」



「とったら??殺すけど。」←桃花

「別にいいと思うよ。私は。泣かすけど。」←楓

「私も別にいいかなー。後でピィピィって鳥さんみたく鳴かせるから。」←さら




「おいまて、1人おかしいヤツいたぞ??」


【鳴かすは草ww】

【鳴かすは草……??鳴草???うっ、雷の島が…………】

【○神やって雷に当たったんだな。お疲れ様した。】


「うぅ、責任、せきにん。………すぅ、すぅ。」

「寝た!?はぁ!?寝たぁ!?」

「隼人うるさい。寝させてあげなさい。」

「ごめんなさい、桃花。」

「せきにん、ねぇ。」


どうしました??遠い目をして。


「うーん、私はいい、と思うかなー。」


いきなりの手のひら返し。


「その心は??」

「責任って大事だと思うんだよね。」

「そう、だね。」



それに関しては俺がよーくわかっています。ええ、分かっていますとも。実体験ですから。



「と、言うわけで、夜も遅いわけですよ。」

「うーん、そうだね。」

「いかに隼人が武術(ステゴロ)が出来たとしても、してもよ??」



おいまて。喧嘩は苦手だっていってんだろ。(できないとは言っていない。)

懐かしいね。桃花をバカにしたやつを血祭り(そいつだけ)に上げたのは。気分が良かった。おかげで一滴もきったねぇ血を浴びずにすんだよ。そんときの締めの言葉は確か────『へっ、きたねぇ花火だ。』だっけな??



「出来たとしても。流石に夜道は危険。なので、家に泊めます。楓、部屋空いてる??」

「いえーす。準備してある。」

「流石だね。」

「私は隼人が泣かせるのに賭けてたからね。当たってよかったよ。そのための部屋だしね。」

「ちょっと納得いかない。」

【草生えるんだがwwww】


なぜ、俺が泣かせる前提で部屋を準備してるんだ。不思議だよ。本当に。





「というわけで、寝かせよう。」

「連絡は??」

「メールで『今日は友達と泊まります。』って英語で打つわ。」

「そっか、お前英語できるんだもんな。」

「なんか、ムカつくわね。それじゃぁ、パスワード解いてもらうから。」

「いや、無理だから。」

「そう。じゃぁ、解くわね。」



【ん??これって俺がおかしいの??パスワードってら解けるもんだっけ??】

【いや、解けないはず…………】


「解けたわね。楽勝よ。」


【おかしいって。】

「残念だったな。桃花はハイスペックなんだ。」

【それで片付けられるわけないでしょぉおおお!?!?】


「ふっ、舐めるなって話だ。」





「それじゃぁ、おしまいだね。そろそろいい時間だし。」

「もう打ったのか??」

「うん、打ったよ。」

「じゃぁ、寝るかぁ。」

「あ、私たちは寝ないから切らないでいいわよ。」

「そか、それじゃぁおやすみ。」

「ええ、おやすみなさい。」

「うん、おやすみー」

「おやすみ。」



【おつかれー!!おやすみ!!】

【お疲れ様した!!おやすみです!!】




本当に、温かいコメ欄です。こんなコメ欄が見たいね。アンチがいない、民度の高いVTuberですよ。(顔出しが約4名)


周りは気づいていても何も言わない。これが、やさしいせかい。こんな世界になって欲しいとおもう。


そんなこんなで、遅れたけど、ハートとかくれると嬉しいです!!よろしくお願いします!!











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