第29話 転校生

「今日は新しく来た転校生を紹介します。」




「「「「「「え???」」」」」」



あ〜、桃花が前に言ってたやつね。はいはい。へぇ~、どんなんだろ。




「えっと~、それじゃ入ってきてください。」


「はい。」



え、すっげぇ美人な予感。それと、すんごい嫌なよかんがするなぁ。


「自己紹介お願いします。」


「はい。わたしは『セシリア・ロスヴァイセ』です。よろしくおねがいします。えいごはできます。にほんごはにがてです。よろしく、です。」



「質問はありますか??」


「えっと〜、何しに来たんですか??」


『ゆーはなにしに日本へ』じゃないんですけど??


「ライバルのだとうです。」

「ライバルって???」


誰だろうねー。



「わたしはマスコンのワールドの2位でした。1位をぶっとばしにきました。」


あ〜ね、はいはい。…………桃花、なにしとんねん。来ちまったよ。ライバル(??)さんが。



「あと、わたしがまけて、ぼせいの中で世界1位になったやつもです。」


えー、なんで知ってんの??でも、ごめんね。勝っちゃったから。桃花とじゃれあっている内に…………ね???ごめんなさい。



「そういうことなのでよろしくおねがいします。」


「「「「「「「お願いします。」」」」」」」


いや、怖いな。このひと。とことん追いかけてやるって気概がある。

一種のメンヘラ(??)ヤンデレ(????)



「それじゃぁ、席は──────窓側の1番後ろで。」

「はぁ!?」

いや、俺が1番後ろの窓から2番目だってのに………ってことは、隣か。終わった。おしまいだ。



「よろしくです。なまえはなんですか??」

「隼人です。武田隼人。」

「……………I kill you」

「こっわ。」

怖すぎんだろ。なんだよ。『私はあなたを殺す。』って。なんじゃそりゃああああ!?!?!?!?

「ふざけないで。ころすよ?」

「日本語達者すねぇ〜。」

「マスコンでころす。」

「わぁ、どこで学んだんだろーねー。」

「ころすよ??」

「ごめんなさい。」

「せかいたいせんは………あのときは、まけたけどもうまけないから。」

「あ、そうですか。」








会話が続きませんでした。これだけでした。辛い。隣が居ないのは良かったのに。


殺される。どうしよ。助けて??





っていうことで終わりましたね。波乱万丈な2日目でした。


そして、殺気高めな転校生なセシリアさんでした。苗字はあれから取りました。崩壊サード。リタさんから取りました。リタさんとゼーレは神。かわいいし、かっこいい。リタさんは大人な感じかしてちょっと…………えっ、ゼーレは幼児体型だけど、かわいい。鎌って言うのがいいよね。




他作品もよろしくお願いします。


それでは─────またいつかこの続きで。


















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