第16話昔のお話(楓side)
4月、始業式。
私は、東田楓。中学三年生。隣の席は『犯罪者』と名高い『武田隼人』らしい。1年間だって。ちょっと大変。
「よろしくおねがいします。」
「あ、うん。よろしく。」
この『武田隼人』という人はかなり人見知りのようだ。犯罪者なのに。不思議だ。普通に人見知りなら犯罪しなくない??特に痴漢の類は。
ちょっと興味が湧くね!!
「隼人くんって呼んでいいですか??」
「呼びたいように呼べば??犯罪者でも、痴漢でも。なんでも。」
うわー、投げやりだなぁ。ってことはまぁ、冤罪だけど、やってます〜。ってされちゃったパターンかな??それでもう手をつけれないから放置。みたいな感じ??
「わかりました。それでは、隼人くん。と呼ばせていただきます。」
「どーぞご自由に。」
まじでこの人大丈夫なのか??
「なぁ、おい!!そいつ、犯罪者だぞ??痴漢されるぞ〜ww」
「そうですか、どうでもいいですね。私は自分の目で確かめるタイプなので。」
はぁ、ホントいるよね、こういうクズな見た目な男。野次馬………って言うんだっけ??
「…………」
まじでなんも言わないな隼人くん。結構綺麗な顔してるとは思ってるんだけどなぁ。自信なくす…………
ま、いいか。気にする必要はないし!!多分。きっと。
「授業の時間。」
え、喋ったと思ったら1単語??まじで??たったこれだけ??
キーンコーンカーンコーンキーンコーンカーンコーン
「え、ほんとになった。時間短くない???」
「気にしない方が、いいよ。」
「もう少し話しましょう??」
「お断りします。痴漢だ〜、って言われるのも勘弁ですので。」
え〜つれないなぁ。
「つれないですね。」
「え、吊るんですか??」
「自虐やめてください。反応に困ります。」
「そうですか。」
初日、まじで隣がなんも喋ってくれんかった。ってか、中学校じゃん。初日に授業とか嫌だったなぁ。なんであるんだよ。早帰りで良いでしょ。始業式が高速で終わったから授業が〜、みたいな感じなんだろうけどね!!
一応、一応早く帰れたんですけど!!13時だぞ!!ふざけんなっ!!11時でいいやん!!
4月終わって、5月。
「じー、」
「なんでしょうか。」
「いや??なんでもないです。」
いや、チラチラみてるけど、まじで顔いいし、性格いいな。こう考えると超優良物件じゃない??
え??痴漢??こんないい人がするわけないでしょ。
「ねぇ、隼人くん。」
「なに??」
「痴漢ってほんとにしたの??」
「………いい加減しつこいなぁ。」
う…………し、仕方ないでしょ!!気になるんだから!!
「じゃぁ、今日の帰り、ここの喫茶店で。」
「分かりました。」
うっしゃ〜!!!一緒に帰れるぅー!!…………待てよ??まさか、デートのお誘い!?やったぁ!!
と思っていましたが、そんな事ありませんでしたね。知ってましたよ!!
昔のお話ですよね!!しってますよっ!
「それじゃ、昔話を始めようか。あれは─────────」
………は??クソ父親だな。殺すぞ??それで??幼馴染が拒否ぃ??はぁ、まじでクズだなぁ。私が─────助けてあげるね。ずっと、どこでも、見ててるからね??
「そう、なんですね。ですが、私なら裏切りませんよ。なんでもしますよ。あなたなら。あなただけに。」
「っ…………」
あれ??耳真っ赤だぁ!!照れてる!!照れてくれてる!!嬉しいね!!やったぁ!!
「私があなたの、ともだちです。この1年でも何年でもずっと。2番目じゃないですよ。1番目の友達です!!」
「悪い。1番目はアイツなんだ。だから────2番目だけど。今は君がいい、かな??」
「そうですか!?嬉しいですね。君とかじゃないでいいですよ。好きに呼び捨てください。せっかく敬語無くしてくれたんですから!!」
「じゃぁ、俺に対しても無くせないの??」
「すみません。それは無理ですね。癖づいてしまっているので。でも、いつか剥がしますよ。いつか、私の────仮面をバリバリ剥がしてくださいね!!」
「わかったよ。約束する。いつか仮面を剥がすって。」
はい、回想編はこれでおわりですね!!ちょっとグダったかもしれませんが…………気にしないでください!!まぁ、コメントで賛否両論欲しいですね!!ってことで、いつもの宣伝!!
星、ハート、フォロー、コメントください。はい。ください。くれないと、書けなくなるかも。モチベが上がらんのですよ。上がっても、かけない時は書けないです。まだ、ピッチピチの15歳なんで!!早生まれです。それだけは言えます!!たぶん。
他作品もお願いします。結構差がついちゃった☆こっちが1300に対して、他が200いってなかったり、700とかだった気がしますぅ!!見てください。今200くらいの奴は逃げてます。ネタがないんです。だれか、ネタ提供して。(願望、切実の祈り。)
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