第12話勉強会(2)

重い。なんか、重い。なんでだ??


「ふぁああ。よく寝れなかった気がする。」


おもい。まだおもい。

「………はぁ??」

重い。そりゃ重いわ。重い理由は桃花と楓が乗ってるからだ。

「…………ん?乗ってる??っていうか、俺、床で寝てたよな??うん、寝たはずだ。」

では、なぜ────

「俺はベットにいる??」

「あれれ??おかしいね。」

「おい。起きてたのかよ。桃花。」

「うん。ついさっきね。」

「ってか、どうやって俺を持ってきた??」

「二人で頑張った。」

「あ、そうですか。」

俺を楓と桃花で引っ張って運んだのね。お疲れ様です。

「いやいや、なんで俺を連れてきた??3人って狭くね??ダブルとはいえさ。」

「そう??私たちは狭い方がいいじゃん??」

「違うだろ…………もういいけどさ。」

「んむゅぅ、」

「おはよう、楓。」

「あら、起きたのね。おはよう。楓ちゃん。」

「んむゅ、おはよぅ。」

「はい、おはよう。顔洗ってきたらどうだ??」

「ん、そうする。…………うぇええっ!?」

「………どった??」

「い、いや、そのあの、寝ぼけてます!!」

「あ、そう。うん知ってるけど??」

「………は、激しかったですね??」

は??なんかした??俺。

「おれ、なんもしてない気がすんだけど??」

「え、気づかなかったんですか??」

「そうよ。(便乗)」

「え、え??」

桃花も乗ってる??え、まじでおれ何した??

「激しかったですよ??ベット軋みまくりました!!」

「そうね。ほんとに激しかったわ。寝れないくらいに。」

「え、え???」

おれ、マジで何した??ベット軋んだ??え、どういうこと??

「ふふふ、真に受けてるわね。」

「だね。」

「え??ど、どういうこと??」

「え、昨日は凄く楽しかったね。ってこと。」

「ねぇ〜、楓。」

「うん。楽しかった。激しかった。いっぱい揉まれた。」

「い、いやちょまって!!おれ、なんかやった??」

「うん。いっぱい胸揉まれた。」

「お前に胸はないだろ!!…………あ、」

おわた。まって。しにたくない。

「隼人くん。ちょっと。」

「うわー、隼人、それは流石にだめだよ。いくら胸がAカップ未満だとしてもそれはだめだよー。」

「桃花ちゃん。なにをいってるのかな?」

「ヒッ、ご、ごめんさい。なんもいってません。」

「よし。」

「わ、悪かっ───」

「あ、隼人くんは許さないから。」

「ヒェッ」

こ、怖いよー。これが胸のない女性貧乳の恨みとでも言うのか。

「隼人くん??なんか、失礼なこと考えなかった??」

「い、いえ!!まったく!!」

「私、分かるわ。」

「言って。」

「わかったわ。………コホン。『これが、胸のない女性貧乳の恨みか………』でしょ。」

あ、当たってるぅぅぅぅぅー!!!終わった。あれ??なんか、体が───ガクブルしてるぞ??

「ふぅーん、隼人くん。ほんとかなぁ?」

み、認める方が生存確率は高いか??

「あ、素直に認めた方がいいよー。嘘ついたら処すから。」

あ、まじだコレ。殺る気まんまんの目だ。

「はい、思いました。大変申し訳ございません。」

「うん。偉い。認めたね。それじゃぁ、この札首から掛けて。これ1日ね。」

な、なんだこれ??………なんだよまじで。

『私は胸の小さいの女性に対して失礼な発言をしました。』

っていう札を首からかけるの??まぁ、俺が悪いからかけますけど。








朝食のお時間。


「お、どしたww隼人。」

「ん?一体どうしたの………それは、隼人が悪いよ。」

「………」

「なんで、俺がこんなに目に。」

「なぁ、隼人。どんな問題発言したんだ??」

「いや、楓が、『寝ている間胸揉まれた』って言ってたから、『お前に胸はないだろ。』って言ったらこうなった。」

「wwwwwwww」

「お前ぇ!!お前だって問題発言あるだろ!!駆ぅううう!!!」

「な、ないぞ??そんなの────」

うるさい!!お前も道連れだぁああああああああ!!!

「鬼ごっこ。」

「スゥーーーー、逃げます。」

「ダメにきまってんだろぉおおお!!」

「うん、だめだよ。座ってね??駆??」

「はい、すみませんした。」

おー、すげぇ。一言で止められるのか。ってか、こいつを道連れにしよう。

「さっきの話の続き、してもらえる??こいつがどんな話したのか気になるし。まぁ、予想はつくけどね。」

「え、えーとですね、駆本人が『俺、元幼馴染香澄と幼馴染だったころに鬼ごっこをしたんだ。それでな?お股に顔を突っ込んでさ、あの時無かった両方の胸を鷲掴みにしたんだよねぇー。』って男子更衣室で言ってた。」

「うん。死刑。」

「か、香澄ちゃん!!ち、ちょっと落ち着いて!!」

「ちょっと!!なにすんの!!桃花ちゃん!!そいつ殺せない!!止めないで!!そいつころして私も死ぬの!!」

「やめろぉおおお!!俺だって死にたくないんだよ!!離せぇぇぇぇ!!隼人ぉおおおお!!!」

「道連れだ。お前が笑うのがいけない。」

「くそがぁあああああああ!!!」

「できたよ。」

「「「「え?」」」」

「ほら、お札。」

「な、なんだこれ。」

「懺悔用のお札。隼人くんにもさせてる。」

「あ、これ懺悔用だったんだ。」

「ほら、首から提げた方がいいでしょ。」

「な、なんだこれ。」

「ピッタリでしょ??

『私は超ラッキースケベを発動させ、それを男子に告白しました。』………ほら、ぴったり。」

「さ、提げさせていただきます。」

「くっ、これで殺せなくなったっ!!黒歴史がぁっ!!」

「あ、そういえばだけど、香澄も桃花も黒歴史、あるよね?」

「「え?」」

「ね?」

「い、いやちょっと、ないよっ!!」

「ほんとですかぁ??」

「う、あります。」

「はい、懺悔用のお札。」

「かけますぅ。」

か、香澄がおちた。予想出来てたけど。

「わ、私はないもん!!」

「本当に??」

「ほ、本当に!!」

嘘つけ。黒歴史なんていっぱいあるだろ。

「そういうときは───幼馴染召喚!!おいで、隼人くん。」

「はい。」

「それじゃ、恥ずかしい話を─────」

「んーと、じゃぁ、俺が風呂入ってたら────」

「それはダメぇえええええ!!!!」

というわけで、言わせて貰えませんでした。秘密だそうです。


そっからは、勉強出来ませんでした。しっかり、個人ではやりました。みんなもそうだったようです。



結局今日も勉強会出来なかったじゃん!!って??

え??今日って、『秘密な黒歴史をする』じゃなかったの??

因みに、昨日は、『友達がいると勉強が出来ないってことを学んだ』じゃん。






星、フォロー、ハート、コメントをくれると嬉しいです!!お願いします。ください。


バイトと学校が始まってしまうので、更新速度が遅くなるかもしれませんが、見てくれると幸いです。


見てくださる方へ感謝をさせていただきます。

いつも見てくださり、ありがとうございます。これからもどうか、この小説をよろしくお願いします。






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