第8話 体育祭後の話

なぜ、こうなってんだよぉおおおおお!!!!




こうなるには体育祭が終わった時まで遡る。



『今年の勝者は────赤組ですっ!!やはり、あの番狂わせが面白………いえ、素晴らしかった!!ついでに衆目がある中での告白!!これは伝説の予感だっ!!』


「まぁじで、なにいってんだ??」



『と、いうわけで勝者は赤組っ!!皆様、『氷の令嬢』と手を繋いだクズに盛大なる足踏みをっ!!』


「おい!!俺に恨みありすぎだろ!!ってか、私情を挟むなよっ!!」

『んー??なんかうるさい野次馬がいますねぇ。イケメンは、黙って死ね!!』

「おぉい!?それ言っちゃっていいの!?死ねとか使っちゃっていいのかよ!?」

『死ね!!羨ましき、妬ましい男は、五寸釘に刺されて、呪われて、貧乏になって、かわいい幼馴染と離れ離れになって死ね!!』

「めっちゃ妬み嫉みがきてますね!!ふざけんな!!」


まぁ、何はともあれ、赤組の優勝で体育祭は幕を閉じた。実際に拍手の代わりに足を踏んできたやつも居たが。なんでだよ。ムカつく。しね。なんもしてねぇだろ。



お家にて。

「あー、いったい。」

「どんな感じ??」

「はれてる。痛い。」

「冷やしてくれば??」

「ほぼお前のせいなのだが??」

「仕方ないなぁ。ほら。氷嚢あるからこれで冷やして。」

「準備いいな。」

「踏まれてるの見てたからね。」

「はいはい、そうですか。助けて欲しかったよ。」

「助けたら余計に踏まれるけど??むしろ蹴られたまで行っちゃう説あるよ??」

「………お気遣い感謝します。」

「はい。ありがと。………まぁ、明日は日曜日だし、ゆっくりしようよ。」

「ま、ありだな。」





翌日。


「おはよー。」

「うん。ご飯作ってぇ。」

「はぁ、まだ足の痛み引いてないのに。仕方ないなぁ。」


なんだかんだで甘い隼人なのであった。



「今日何する??」

「なんでもいいや。足使いたくない。」

「仕方ないわね。ご飯食べたら私の隣に座りなさい」

「なんで??まあ、いいけどさ。」


「なぜ、こうなる??」

「なにが??足使いたくないんでしょ??だから────」


「だからって膝枕する必要はなくない??」

「文句言わずに感想を述べたら??」

「はい。気持ちいいです。ありがとうございます!!」

「はい。偉い。ちゃんと言えたから、おっぱい特別に揉ませてあげる。」

「いらん。自分の体を売るんじゃない。」

「え??隼人にしかしないよ??全部とってあるよ??隼人のために。」

「…………なにをとってるんだよ。(好奇心に負けた。)」

「え??まず、ファーストキス、ファーストパイタッチ、あと処女膜、手○キ、足○キっていうのをとってるよ??」

「しね。下ネタをしれっと叩き込むな。『マスコン』じゃねぇんだよ。」


『マスコン』………マスターコンプレックス。第6話参照。


「やん。下ネタに包まれたいって??」

「おい。お前、そんなやつだったのか………」

「じょーだん。じょーだん。知識として知ってるだけ。使う機会なんてないよ。」


「うん。そうだよな。お前はそんな度胸ないもんな。良かった。良かった。」


「………えっちが下手って言いたいの??」

「未体験なのに下手も上手もなくね??」

「隼人はどうなのかしら??」

「え??俺は童貞ってやつですけど何か??」

「ふふっ。なんだ、私を笑えないじゃない??」

「そうだな。」

「そろそろ眠いんじゃない??」

「ご名答。おやすみー。」

「はい、おやすみ〜。」




寝てから………

桃花side


「むむむ、可愛い寝顔よね。」


「そうねぇ。」


!?!?!?


「うわっ、ひゃぁっ!?」


「あら、びっくりした。」

なんで、いるの??

「それは、こっちのセリフだよ!!なんで、いるの??」

「あら、娘を見たいって言う理由じゃダメかしら??」

「………まぁ、いいけど。」

「それにしても、桃花が膝枕って珍しいわね。」

「まぁね。珍しいどころか、初めてするわよ。」


あ、初めてじゃないわね。今思い出したわ。


「どうなの??」

「なんか、くすぐったい。」

「それは………慣れれば気にならなくなるわよ。」

「うん。そうだと思ったわ。にしても、男のはずなのに柔らかいのよね。」

「そうなの??触っていいかしら?」

「私のだからダメ。」


「独占欲高めねぇ。ほんとに。」

「そうね。そこそこ高いと思うわ。」

「そこそこじゃないとおもうんだけど。まぁ、いいわ。」

「そういえば何しに来たの??」

「そうよ。何をしに来たかって言うとね…………」

「なっ!?」

「その反応、分かっていたわ。ありがとうね。」

「っ!!」

この、私の母親は、何がしたいのだろう。イマイチ分からない。なんで───隼人の父親に関して聞かなきゃならないの??それは、私たちが離れ離れになった、元凶でしょう???






ここで終わりです!!すみません。

出来れば早めに作ろうとは思っています!!

星、フォロー、ハート、コメントをしてくれると嬉しいです!!


他作品もよろしくお願いします!!


『創作魔法』


https://kakuyomu.jp/works/16818093077642944669



『俺修羅』


https://kakuyomu.jp/works/16818093079474544953



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