under the rose 第7話 戦場の花の章

冷たき空虚な戦場に一輪の花が咲く

心に秘めた輝く星を抱き 

暗闇を臆することなく進む背中に聖き羽あり

戦場を舞う羽は艶やかに輝いて

迷うものたちの道標となる

己の信念より湧き出ずる炎の間隙を以て浄き火柱と成し

深淵の牢獄の番人の鍵を壊し 孕みし邪悪を屠れ


戦終わりし花は 荘厳なる森の調べを聴く

咲き零れし刻を告げる精(ジン)が啼き

森は開かれ 優しき詩が迎えうる

花はひとときの甘き名残の夢を求め羽を休めん


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