第3話 under the rose 楽園の花

蒼い森に白き光が満ちる

そこに咲く一輪の花

君が守る鍵は失われたまま

今日も揺れている

何れ来たる時の為 誰も知らない楽園で

輝く空の静寂の元 解放の刻を待つ

手折られる それが最後の刻だとしても

ゆらりと 花は今日も揺れている

宵闇のかすかな月明かりに照らされた夜

待ち焦がれたように 

名も亡き花は いつか終わる夢を見る 

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黑の 義龍 顎 @agi10

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