黙示録 第7話 神の章

深淵の闇より出でしその炎(ほむら)

手繰り寄せる運命の糸を紡ぐは何処の神の手か


遠雷の聲を聴く

罰が下される猶予は もうすぐだと

逝く夜に 破滅の足音が聞こえる

息絶えた身を無言の警告に浸して

神の嘲笑は全てを焼き尽くし 薙ぎ払い

地に絶望の種を植え付ける

猜疑心を糧とし

贖う血で固められた 荒地に渦巻くは

荒魂(あらみたま)の黒き炎

消せない残り火を抱き

憎しみの連鎖は潰えること無く 黒く沈みゆく

その因果律に抗う術無く 堕ちていくものども

闇に蠢くものとなりて 地に沈む

鬼神の如き傲然と満ちた神の目は

灰燼に帰すまで 滅びの道しか見出せない

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