黙示録  第3話 死の章

夜の帳(とばり)が降りる頃

死の影が溶け逝くように降り立つ

闇に響く嘲笑は 

この世のすべてを嘲笑うように 響き渡る

闇に染まり堕ち逝くもの

凋落に溺れ 焼き尽くすもの

憎悪に身を焦がすもの

深くそして強く遺恨を遺す

魂の逝く先は誰も知らず

貪り食らい尽くすまでの終わり無き怨嗟

全ては死

全ては無に帰す

一筋の光を求めて 堕ちてゆく

そこには ひとひらの希望すらもありはしない

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