第1話 黙示録 闇の彼方の章

霧のようにけぶる闇の中を

鬼火のように 揺らめくその魂は

何を想うのか

何を願うのか

何を嘆くのか

いつしか 細々と消えゆくさまに

かける言葉すら見つからない

ただ どうしてやればよかったのか

   どうすればよかったのか

消えゆく先に

ただ 幸せのかけらを渡してみたかったけれど

それはもう 二度と叶わない

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