第6話「勇者」
20XX年4月13日11時09分。事務所。
プルルルルルルル・・・(電話が鳴る音)
「はい、緋野鳥探偵社です。」
「水鶏、、、助けて!!」
「土御門さん!!???どうしたんですか!!???」
「ザザザッザザザザザザッザザザザザ」
なにもない状態のまま電話が切れてしまった。
「どうしよう・・・。」
「水鶏。貸して。」
藍染さんがすぐに居場所をハッキングして、いるであろう場所を特定した。
「優姫。どこだ?」
「これは・・・。埠頭???本牧だ。」
「了解。水鶏車出せるか??」
「はい、今すぐ。」
三人ですぐに車で埠頭に向かった。その間にもほかのメンバーたちにも要請を出せた。
20XX年4月13日11時19分。本牧ふ頭。
「What a pain. Who were you on the phone with just now?」
「・・・。」
「Well, whatever. I'm going to kill you here.」
「But bro, this woman has a pretty good body, you know?」
「Well then...」
(水鶏、、、助けて・・・。)
20XX年4月13日11時25分。本牧ふ頭。
「Ah, that's right. If I'm going to kill someone, I might as well ra…」
『させるかぁぁぁっぁぁっぁっぁぁっぁぁx!!!!!!!!!!!!!!』
バリン!!!(窓ガラスを全員で割ること)
「Whats!!!!!!!????」
そこに集まった全員の異能が発動して一瞬で終わった。
警察も登場して一斉に検挙された。土御門さんは事情聴取のため県警に行った。
「警察って誰が呼んでくれたんですか??」
「うん?俺だ。」
「ありがとうございます。豹洞さん。助かりました。」
「そしたらみんな帰るぞ。土御門のことは水鶏頼んだぞ。」
「はい!!」
20XX年4月13日14時35分。神奈川県警。
土御門さんは解放された。それまで何も食べていなかっただろうと思って差し入れを買っておいた。
「土御門さん、お疲れ様です。」
「水鶏、、、ありがとうね。」
「いえ、僕は何もできずにいたので。」
「ううん。そんなことないよ。」
「でも、、、」
「窓ガラス割ってきたときの水鶏、みんなを引き連れてきたヒーローだったよ。」
「照れますね。でもあの時は必死で。」
「ありがとう。私のヒーロー君。」
そういって、僕と土御門さんは探偵事務所に帰っていった。
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