第13話「約束の場」
20XX年4月19日9時24分。大室屋敷。
「おはよ~~。」
「おはよう、龍之介くん。」
「涼ねぇちゃん。早起きだね。」
「まぁね。朝から櫻蘭ちゃんとお散歩行っていたからね。」
「そうだったんだね。」
「あら、龍之介。おはよ。」
「おはよう。サク姉。」
なんか久しぶりに平和な朝を迎えている気がする。
20XX年4月19日10時10分。大室屋敷の道場。
涼姉も含めて俺らは道場で修業をしていた。
「そういえば、師匠。明日ってなにかどこか行きませんか??」
「明日は何も用事はないのでいいですよ?」
「どこか行きたいところあるのか??」
「そう、千葉に行きたくてさ。」
「千葉。。。」
「あ・・・。涼姉さんごめんね。昨日のことがあったのに。」
「大丈夫よ。千葉のどこに行きたいの??」
「舞浜行きたいんだよね。」
「あぁ、あそこ行きたいのね。いいんじゃない。たまには。」
「まぁ、久しぶりに皆さんで休みを満喫しますか?」
「そうだな。じゃあ、明日休む分。修業大目にやろうか。」
「おー!!」
明日は、全員で千葉舞浜のテーマパークに行くこととした。
あそこに行くのはたぶん初めてだけど楽しみである。
20XX年4月19日11時30分。大室屋敷の道場。
「よし、じゃあ、そろそろお昼ごはんにしますか?」
「そうだねぇ、めちゃくちゃお腹すいた・・・。」
「何食べようか・・・?」
「涼さん、なんか食べたいものはありますか?」
「久しぶりに来たんだから何でも行こうぜ。」
「そしたら、久しぶりに食堂行きたいかも・・・。」
「『食堂』???」
「あぁ、そしたら『食堂』行きましょう。」
「じゃあ、準備するか。12時に玄関先でいいか?」
「わかったわ。」
僕が来る前に大室家でよく行ってた場所に行くらしい。
そこの食堂は親子丼セットなるものがあるらしく楽しみである。
20XX年4月19日11時35分。大室屋敷の女子風呂。
「櫻蘭ちゃん。お疲れ!!!さすがだね。強いね・・・。」
「いやいや、私なんてまだまだです。涼さんもブランクがあったとはいえお強いです。」
「まぁ、修業は男女平等だったからね。兄さんには勝てなかったけど。」
「師匠は本当に強いですよね。私も頑張って師匠や孫六兄さんに勝てるようにならないといけないな。」
「そうだね。私も頑張ろう。龍之介君にかっこいい姉ちゃんアピールしないといけないしね。」
「私からすればもう十分かっこいいですけどね。」
「ありがとね。」
「そろそろあがらないとね。」
「待ってると思うし、お腹すいたから行こう!!」
20XX年4月19日11時55分。大室屋敷の玄関先。
「よし、じゃあご飯行こう!!!」
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