第14話「JQK」

20XX年4月11日17時27分。ツンドラ。


「まぁいいや。あんまり興味ないし。俺を捕まえたってボスが奪還するだけさ。」

「そのボスも捕まえるからいいさ。コハクちゃん!!!」「おう、ご主人!!!」

『【W・氷穴(アイスホール)】!!!』

「ナイスだ、二人とも。【刃刃太鬼(はばたき)】!!!」

「できるかな??【大渦巻】!!!」


店内のみならずビル全体が凍った。手下たちも凍結していた。


「やるじゃねぇか。はぁ、はぁ。」

「だが、もうこれで終わりだ。【蝶・刃刃太鬼(ちょうはばたき)】!!!」

「ぐはぁ!!」


三角は嵯峨さんの一撃をもろに体に受けて倒れた。

その後、神奈川県警の応援も来て三角らを連行していった。

私たちはまだ戦いが続いてるという八雲ちゃんのところに向かうこととした。


20XX年4月11日17時30分。隠れ居酒屋:景虎。


「行くよ?清香ちゃん。【大海坊主】!!!」

「はい!!【特大針葉(ビッグアタックリーフ)飛ばし】!!!」

「こい!!!【大渦巻】!!!」

「まだまだ行きますわ。【豪火木葉旋風(ファイアリーフトルネード)!!!!】

「あっぁぁっぁぁぁぁっぁぁっぁぁぁぁっぁ!!!!!!!」


安藤は暑がりながら倒れてしまった。


「そしたら私は安藤を連行していくから、氷川さんのところに行っていいよ。」

「助かります。そしたら向かっちゃいます!!!」

「頑張って!!!」



20XX年4月11日17時45分。酒場:陰弩螺のまえ。


「三石さん!!」

「あなたたち無事だったのね。」

「八雲ちゃんはまだこの中ですか??」

「そうみたいだな・・・。」

「応援向かいましょう・・・・。」


ドカーン!!!(店内からものすごい音)

大きな激突があった反動で地域のビルにひび割れや停電が生じた。


「今すぐ助けに行くぞ!!!【蝶・刃刃太鬼(ちょうはばたき)】!!!」

「はい!!」


20XX年4月11日17時54分。酒場:陰弩螺


八雲ちゃんは気絶していた。


「八雲ちゃん!!大丈夫???!!!!」

「どこかけがをしてない???」

「稲荷ちゃん・・・。清香ちゃん・・・。うん、大丈夫。ちょっと疲れただけ・・・。」

「天野は???」

「さっき、三石さんと扉間さんが運んでいったわ。」

「よかった、捕まったのか。」


八雲ちゃんは安心して眠っていた。

平良さんから電話が来た。


「八雲ちゃんは無事??」

「大丈夫でした。今は安心して寝ちゃってます。」

「そう。そしたら、八雲ちゃんの家まで送ったら清香ちゃんも帰って寝なよ???」

「はい、そうします。」

「じゃあ、また明日ね。」

「お疲れ様です。明日もよろしくお願いします!!」


20XX年4月11日19時10分。氷川八雲の家。


清香ちゃんは家に着くとすぐにお迎えが来てしまった。

疲れてしまってると思ったし、執事さんが待ってるので返した。


ピンポーン!!(ドアベルが鳴る音)


「はい。」

「よ、大丈夫か??」

「あ、嵯峨さん。大丈夫そうです。コハクちゃんと交代で見てます。」

「そうか。まぁ、お前も疲れただろうから帰るといいぞ。三石に来てもらうように頼んだし。置手紙おいて帰ろう。送る。」

「三石さん来るなら安心ですね。帰る準備します。」


20XX年4月11日19時25分。神奈川県警重犯罪者投獄所。


「まったく困りますね。あなた方、揃いも揃って。」

「てめぇ、ボスを裏切りやがったな。」

「どうなるかわかってんだろうな。」

「はて??なんのことでしょう。」

「とぼけてんじゃないわよ?あんたのせいで今頃ボスはお怒りよ・・・。」

「私は、正義の名のもとに犯罪者を駆逐しただけですよ。」


「おい、そいつらか??今日連れてきたのは???」

「はい!!!いかにも・・・。」

「上出来だ。お前はもう下がっていいぞ。」


「「「うわぁぁぁっぁぁぁっぁぁぁぁぁっぁぁぁぁっぁ!!!!」」」

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九十九異能者物語 “炎烈” 白木飛鳥 @Shiraki_aSuka

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