第11話「木ノ葉」

20XX年4月11日16時44分。隠れ居酒屋:景虎。


全室個室の居酒屋だった。注文をベルで注文する形式だった。


「なんか、嵯峨さんのところで戦闘が始まったらしいです。」

「え??私たちは気が付かれてたりするかな?」

「どうでしょうか・・・。私たちはどうしますか??」

「一応待つか・・・。まぁ、もし気が付かれてるようだったらやるしかないけど。」


「お客様、なにかご注文はございますか??」

「えっとじゃあ、ウーロン茶で。」

「私も・・・。ウーロン茶。」

「かしこまりました!」


「こちら。ウーロン茶になります。」

「「ありがとうございます。」」


私は、何気なく出されたウーロン茶を飲もうとした。

「清香ちゃん、飲まないで。・・・。」

「どうしたんですか??」

「おそらくなんだけど、、、毒が入ってる。」

「なるほど、、、ちょっと試してみますか。」

「え、そんなことできるの?」

「はい、【幻想木葉調査(イマジナリーリーフサーチ)】」


この技は、私にしか見えない異能なのでばれることはない。


「やはり、平良先輩の言う通り毒が入ってます。あとしびれ薬などが入ってます。」

「やっぱりか・・・。じゃあ、清香ちゃん。準備はいいかな?」

「え?もう、やるんですか??」

「そりゃ向こうから先制してきたんだから迎え撃たないと。」

「ちょっと待ってください。毒とか無効にしてから店員の目の前で飲んでお会計するふりしてからにしましょう。」

「わかった。それ面白そうだからよろしく。」

「【木葉吸収(リーフインプット)】」


20XX年4月11日16時56分。隠れ居酒屋:景虎。


ピロリン!(会計呼び出しベルを押す音)


「失礼します。お会計ですね??」

「はい、おねがいします。」

「できないな。」


会計してる男が急に攻撃を仕掛けてきた。


「とうとう正体を現したな。鬼女紅葉にレヴィアタン。」

「その名前は・・・。呼んでいいか確認してからがよかったですね。」

「ほんとだよ、ちょっと気にしてるんだから。」

「はは、ここに来たってことは死にに来たんだからいくら呼んでもいいだろう??」

「レディに向かって、なんですか?【針葉(アタックリーフ)飛ばし】」

「うぐ。いてぇじゃねぇぇぇぇっぇか!!!!【狼かみ砕き】」

「【海坊主】!!!」

「ぐは!!!!」


次々に店員や客に扮したやつらが襲ってきた。

一通り倒した後に男たちが突然泡を吹いて気絶した。


「え??清香ちゃん。なんかやった???」

「いえ、、私は何も・・・。」

「まったく、男がそろいもそろって負けるなんて・・・。だらしないわね。」


そこには、和服を着た花魁のような人がいた。


「申し訳ありません・・・。クイーン様・・・。」

「触れるな!汚らわしい・・・。」

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