第10話「太陽鳥」

20XX年4月11日16時28分。キャバレー:ツンドラ。


「さすがに人数がいますね。」

「そうだね、店員も相当な数いる。」

「キャバレーってこんな感じなのか??何が楽しいんだ?」

「かわいい女の子を見るのが男の人の楽しみだって聞きましたがそうでもないですか?」

「・・・。まぁ、別にって感じだな。」

「そうなんですね・・・。」


20XX年4月11日16時36分。ツンドラの従業員部屋。


「おい、45番卓のあの三人組は新規か?」

「はい、そのようです。」

「真ん中の奴をお前らは知らずに通したのか??」

「え・・・???」

「馬鹿野郎。今すぐ追い出せ。あいつは県警犯罪異能者組織取締係のメンバーで『天ノ剣聖』の1人で【数珠丸】の嵯峨だぞ・・・。こんなのがあの方に知られたら殺されるぞ。」

「わ、わ、わかりました。」


「なにか、俺の名前を呼ばれた気がするから着てやったけどなんだ??」

「!!!!!」

「勝手に入ってるんじゃねえよ!!!」

「おりゃあぁ!!!」

「コハクちゃん!!!」「おう、ご主人!!!」

『【W・氷穴(アイスホール)】!!!』

「ナイスだ、二人とも。【刃刃太鬼(はばたき)】!!!」

「ぐは!!!!」


コンビネーション技のように敵を凍らせて、嵯峨さんが切った。

幹部のような奴は慌てて逃げようとしたが入り口は凍らせてあるから出られない。



20XX年4月11日16時44分。ツンドラ。


「おい!なんだこれ、出せよ!!」

「ここにいる人間は全員この闇営業関与してる調べは取れてるのよ。全員一子逮捕させてもらうわ。」

「おとなしくしてなさい。」

「ばかやろう!!【炎神】!!!」

「なんで聞かねえんだ。」

「私たちの氷は宝石のように固いから聞かないわよ。」

「くそがぁぁぁぁx!!!!!」

「【太陽鳥翼(グリフィンウィング)!!!】」


我々は幹部やその店にいた全員を逮捕した。応援を要請しようとした瞬間だった。


「おいおい、なんだこれは・・・??」


バリン!!!(店のエントランスが割られる音)


「なんで!!!???」

「そのセリフは俺のだろう・・・?」

「三角さん!!助けてくれ!!」

「あぁ?・・・お前、、、俺がいない間を任せてたのになんてざまだ?」

「み・・・みすみさん・・・ぐは!!!」


ガラスを割って入ってきたこの男はそいつの頭をつぶした。


「お前ら、三人で大丈夫か?特に若い女ども?なんだったら俺の女にしてもいいぜ。」

「ふっ!!願い下げよ、あんたみたいなのは。」

「よく言った、いなり。それでこそ、俺が認めた女だ。」

「なんだ、ラブラブハーレムかよ・・・。まぁいいや、殺すだけ。」

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