第7話「泡展望」
20XX年4月5日19時00分。宮島清香の家。
「いやぁ、楽しかったなぁ~~~~!!!」
「お嬢様がこんなはしゃぐなんて久々ですね。」
本当に楽しかった~。同期の二人とも仲良くなれそうでよかったわぁ。
第4課の人たちもいい人ばっかだったなぁ。
平良先輩は運転だけどうにかしてくれたらぁ。銅羅課長は少しいらだったけど。
「私本当に頑張って警察入ってよかった。」
「アメリカのご主人様も喜んでおられるでしょう。」
カランカラン(家のベルが鳴る音)
「は~~い」「私が出てまいります」
ガチャ!(ドアを開ける音)
「ややや、やや、夜分遅くに失礼しますた!!・・・???」
「おやおや、どうされましたか。」
「あわっわわっわわ。すいません。すいません。まちがえまs・・・」
「この声は、平良先輩では???」
「あぁ~宮島さん。よかった。やっぱりあってた~。住所めもり間違えたかと」
「とりあえず。おあがりになってください。」
「し、し、失礼します!」
20XX年4月5日19時05分。宮島清香の家。
「どうぞ~。こちらホットティーです。」
「あ、ありがとうございます。」
「でもどうして、うちに来られたんですか?」
「さっきみんなで反省会してた時にやっぱり自分ダメなことしたんじゃないかなっていてもたってもいられなくなってしまったから、謝りにきたんだ・・・。」
「・・・。なるほど。・・・。安心してください。先輩は頼りになる先輩です。私は結構刺激をもらえたので大丈夫ですよ。」
「・・・。ほんとう???」
「はい!緊張はしていたし。逆に私の方が粗相があったのではと思ってました。」
「うううん。宮島さんは礼儀正しくてかわいくてきれいで頼もしかった。」
20XX年4月5日19時44分。宮島清香の家。
カランカラン(家のベルが鳴る音)
「あら、今度は誰かしら?私が出るわ。市来ちょっとよろしく。」
「はい、どなたでしょうか。あら・・・。」
「扉間だ。平良は来てるか?」
「着てらっしゃいますよ。いまさっきあがったところです。」
「これを忘れていたから届けに来た。では。」
「扉間先輩でした。これを先輩に届けに来たそうで。」
「あら。もういないの??」
しばらくして、平良先輩は家を出ていった。
20XX年4月5日20時24分。宮島清香の家。
氷川【さっき、高木先輩がうちにきたよ】20:24
氷川さんと伏見さんがバディの先輩たちが来たことを言っていたので私も伝えた。
氷川・伏見・宮島【あと、そのあと扉間さんも来たwww】20:36
「「「え????????????」」」
どういうことかわからなかったがとりあえず疲れていたので寝てしまった。
明日は、3人で関内駅で集合してから出勤することになった。
20XX年4月6日7時45分。関内駅前。
「よし、今日は二人もいるから迷わずに大丈夫なはずだ。」
「よかった~~~。間に合ったぁ~~~。ありがとうね。コハクちゃん。」
「まったく、ご主人は大丈夫かいな?」
「昨日よりは慣れたけど、やっとついたわ。遠すぎるわね。」
「じゃあ、一緒に今日も張り切っていこう!!!」
「こら、あなたたち。朝から大騒ぎしないの。」
「「「あ、三石先輩!」」」
「おはよう。元気だからいいことだけどね。さぁ、行きましょう。」
この黄色いネックレスをつけているのは、氷川八雲(ひかわやくも)。
この青色の指輪をつけているのは、伏見稲荷(ふしみいなり)。
この赤色のイヤリングをつけているのは、宮島清香(みやじまきよか)。
今日から神奈川県警察犯罪異能者組織取締係横浜第4課に配属された新米刑事。
この物語の主人公の3人。・・・。
この3人がこの物語は長く長く歩んでいくものである・・・。
そしてこの3人はいつか世界を変える日が来る・・・。
20XX年4月6日7時45分。???。
「扉間。第4課の様子は?」
「まぁ、なにもないっちゃないが3人警戒すべき新人はきた。」
「ほう。お前さんがそういうってことはだいぶだな。」
「まぁ、ただの憶測だから大丈夫だとは思うが。そちらに戻る準備を早めにしておいてもいいかもしれないな。」
「・・・。なるほど。こちらも、すぐ戻れるようにしてはおこう。」
「よろしくたのむ。」
「危ない奴らをいれてしまったな。第4課。」
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