第6話「男闘呼」

20XX年4月5日18時55分。伏見稲荷の家。


「コハクちゃん楽しかったね~。」

「そうですね。ご主人。」


本当に楽しかった。同期の二人とも仲良くなれそうだなぁ。

第4課の人たちもいい人ばっかだったからよかったぁ。

嵯峨先輩かっこよかったなぁ。


「嵯峨先輩のこと明日から嵯峨さんって呼んでもいいかな?」

「まぁ、それくらいだったらいいんじゃないか?」


ピンポーン!(家のインターホンが鳴る音)


「は~~い。」「私が出るわ」


ガチャ!(ドアを開ける音)


「よ。突然すまんな。いなり。あ、コハクか。」

「あら、嵯峨さん。」

「え!!嵯峨さん・・・先輩!」


男の人をあげるのは初めてだったが部屋の中に案内をしてみた。

結構ドキドキした。


「それで、どういったご用件で???」

「いや、その、俺は今日粗相とかなかったか心配になってな。」

「そそう?」

「ご主人の代わりに話しますが、とても落ち着いていて大丈夫でしたよ。」

「それならよかった。」

「そそうってなに??」



20XX年4月5日19時43分。伏見稲荷の家。

ピンポーン(インターホンが鳴る音)


「はーい。あら、扉間さん。」

「すまんな、嵯峨は来たか?」

「はい、いらっしゃいますよ。」

「これを渡しておいてくれ。じゃあ。」


あっという間に扉間さんは帰ってしまった。預かったものを嵯峨さんに渡した。


20XX年4月5日19時51分。伏見稲荷の家。


「すまんな。少し長居し過ぎた。お暇する。」

「え・・・。いえ、そんなことはないです。もっといていいのに。」

「独身の年下女性の家に長居する男はろくなやつではない。」

「嵯峨先輩ならずっと・・・。」

「また、明日会えることを楽しみにしてるぞ。じゃあな。」


最後までかっこよかった。


20XX年4月5日20時24分。伏見稲荷の家。


氷川【さっき、高木先輩がうちにきたよ】20:24


氷川さんから連絡が来た。嵯峨さんが来たことを伝えた。宮島さんのところにも平良先輩が来たらしい。


氷川・伏見・宮島【あと、そのあと扉間さんも来たwww】20:36


「「「え????????????」」」


この3人がこの物語は長く長く歩んでいく・・・。

そしてこの3人はいつか世界を変える日が来る・・・。

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