第14話「森厳包」

20XX年4月14日9時36分。ホテルロビー。


「おはようございます。」

「お、おはよ~~。いやぁ、眠いなぁ。」

「そうですね。」

「全員そろったことだし向かうか。山中家に。」


僕らはチェックアウトを済ませてから腹ごしらえをしてから山中家に向かった。


20XX年4月14日9時48分。山中家。


「おい、奴らは見つかったか??」

「申し訳ありません。昨夜の襲撃場所にはおらずでして・・・。」

「見つけ出してから帰ってこい!」


20XX年4月14日10時55分。山中家のアジト入り口 数100m前。


「ここが山中家か。」

「でけぇな。」

「仲間の数とかどれくらいいるんでしょうか・・・。」

「確実にわかるのは昨日の三人もいるってことだよね。」

「そうだな、みんな油断をせずに行こう。」

「アジト入り口から入るよ。10秒後に」


20XX年4月14日10時56分。山中家。


僕らは山中家のアジトの門を破壊し突っ込んだ。


ドカーーン!!(門が壊される音)


「だれだ!!!???」

「・・・。」


20XX年4月14日10時56分。山中家。


「ご主人様!!!お逃げください!!!やつらです!」

「なんだと、これは好都合じゃ、お前ら準備しろ!!」


20XX年4月14日10時58分。山中家。


「うわぁぁぁぁっぁぁ!!!!!!!」

「なんできかないんだ!!!化け物なのか!!!!???」


「まったく揃いも揃って情けない・・・。」

「あれは・・・。」

「てめぇらが山中一族の本部か・・・?」

「いかにも、、、我らが山梨五家は最大の家、山中家。当主の山中臥牛(やまなかがぎゅう)だ。そこにいる雀宮姉妹を渡してもらおうとおもったが、もしや、、、」

「そのもしやはあってると思いますわ。私、妻の山中桂(やまなかけい)です。」

「ほう、何かに気が付いたのか?まぁ、どちらにせよ、お前らの思い通りにはさせないさ。」

「あなたがたの悪事はもう今日で終了です!!!」

「それはどうかな・・・?」

『森厳包(しんげんづつみ)!!!!』


山中家の7名が同時に放った技で僕らはばらばらになった。

僕は、山中家当主が相手のようだった。


20XX年4月14日11時05分。???


「おい、山梨で幻獣異能者の反応だそうだ・・・。」

「山梨かよ。いまからいってもな・・・。桐野いけるか??」

「まぁ、俺の力なら飛んではいけるな。」

「様子を見に行くだけでいい。どんな奴か見てきてくれ。」

「了解した。」

「くれぐれも感づかれるな・・・。」

「あいよ。相棒。」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る