第9話「甲府到着」

20XX年4月12日16時52分。東京駅。


「えっと~これが甲府行きの電車だな。これ乗ればいいんだよね?」

「そうね。全員分指定席とったからこれを見て席決めていこうか。」

「白虎君。窓側と通路側どっちがいい??」

「僕はどちらでも大丈夫です。余ったほうで。」

「じゃあ、座席をひっくり返して6人で向かい合いながら座ろうか。」

「いいねぇ、、、トランプ持ってきたよ。」

「お前ら修学旅行じゃねえんだぞ。」

「だってつくまでは暇じゃない?ここから2時間無言もいやでしょ?」

「まぁ、確かにそうだが・・・。」

「よし、つくまでははしゃごうぜぇ~~~。」


そんな感じで6人で山梨へ向かった。


20XX年4月12日16時55分。山梨・山中家。


「何か動きはあったか?」

「はい、やはり佐摩・勝川は偽名でこちらに潜入をしていた異能者係でした。」

「あの姉妹はどこ行った?」

「県内に入るようですが、異能者係に保護されてる情報はありません。」

「なんとしてでも探し出して始末をしろ。五家会談よりも前にだ。」

「かしこまりました。」


「まったく、、、素直にわしのいうことを聞いて居れば幸せだっただろうに・・・。」


20XX年4月12日18時45分。甲府駅。


「よ~~~し、ついたぞ~~。」

「長旅でしたね。ここからどこへ向かうんですか??」

「山梨県支部へ行きましょう。そこでうちの支部のメンバーともあってほしい。」

「わかった。支部へ向かいましょう。」


僕らは、浅間さんについて行く形で支部に向かった。

山梨県支部も間取りはほぼ一緒だった。


20XX年4月12日19時06分。異能者係山梨県支部。


「そしたら紹介するわね。まずはこの子が赤石或(あかいしある)ちゃん。」

「赤石です。よろしくお願いします。情報収集などが得意です。」

「そして、この子が柳沢楓(やなぎさわかえで)ちゃん。」

「柳沢です。体力に自信があります。」

「この二人と桂川ちゃんともう二人で支部甲府班のメンバーだよ。」

「もう二人は??」

「いまあの姉妹を守ってもらってるから明日会えるよ。」

「なるほどね。部長は?」

「いまね、部長いないんだよ・・・。」

「え???」

「旅行行っちゃった。」

「なんだ、驚かせるな・・・。」


「さてと、、、そしたら今日はもう遅いからみんなホテルに向かうか・・・。」

「そうだね、明日は8:00にここ集合でもいい??」

「あぁ、そうだな。そしたらまた明日。」


氷川さん、鹿島さんと僕は駅前のホテルに向かった。

寒川さんは浅間さんの家に泊まることになった。


20XX年4月12日20時17分。ホテル。


「珍しいよね。三人一緒の部屋なんて。見たことないかもしれないな。」

「そうだな。まぁ、安全を考慮してって感じだからな。」

「本当に明日から戦うんですよね。」

「そうだな。」


何かわからないけど、ドキドキしてる自分がいたが疲れていたのかすぐ眠った。

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