第8話






 昔、石積みする父親をちょっと手伝ったけど、ほんとに地道に合う石を探して、微妙なずれをハンマーで軽く削って、合う形にして。

 そして組み上げて、を延々続けて。



 ―――つみつみ



 流石にあの時はある程度積み上げては、モルタル使って崩れないように補強はしてたけど。

 公道側じゃない、用水路との境界壁に使ってた&1m以下だったので、あの頃は規制はなかったハズ。



 ―――つみつみ


 50cm未満で、倒壊したところでってレベルのホントに境界線代わりに作ったやつ。

 でも今はどうなんだろうなぁ。

 地震による倒壊とかの関係で、規制が多くなってるので、今じゃ無理かな?



 ―――つみつみ



 ま、ここじゃ規制もなんにもないだろうし、何よりモルタルって作れるのか?

 日本建築の、三和土たたきとか、漆喰レベルでつくってた建材だと割と近いうちになんとか出来そうな気もするのだが。。。



 それも、この先の探索次第。探索してからの結果次第かな?

 石灰石があれば、セメントが作れるので、そっち探したほうが、早いのかな?

 正直セメントなのか、モルタルなのか、コンクリなのかの話は、正直わかりません。

 たぶん、ショベルシャベル問題よりも、今現在、無人島?生活中の自分としてはそっちを教えてほしいです。





 そんなこんなで、竈の作成はとりあえずの成功。

 以前作った石壁とは違うので、積み上げただけのざっくり感がかなりハンパない。

 簡単に崩れはしないと思いたい。

 たぶん、今回もスキルが頑張ってくれたに違いない。


 まったく、スキル様様やで~。








 竈が出来たんで、無理して石鍋になりそうなのを探して、削りまくって鍋の形態にするよりも、もうちょっと陸側に入って、粘土質の土を掘ってきて。

 そこらの草やツタから繊維状にしたものや、無限にある砂を混ぜて、簡単な土器を作ったほうが早いかな?


 うん、明日はそっち方面で頑張ってみるかな?


 この前からツタを刈りまくっている所の土を掘ってみて調べてみようかな?

 となれば、スコップ作成が必須。




 ―――いや、スコップ?シャベル?




 あ、どっちでもいいですか?

 はい、そうですね―――。










 石でシャベルを作るのは難しそうなので、木を加工。

 でも、地面が固いようならツルハシ状の物のほうがいいかな?

 木で柄を作って、石でツルハシの部分を作って括り付けたほうがいいかも。



 今夜のクラフト予定は、タコかイカあたりを獲りたいので、砂浜にも魚用の網籠を追加。


 ツルハシの頭の部分を石で作成。

 ツタやら草から繊維状の物を作成。これはスキル様にお祈りしつつ、


 今のところは、これがメイン?


 明日以降は、粘土っぽいのが取れたら土器作り。



 土に余裕があれば、土レンガ造りかな。

 まずは、土に水と砂と繊維質なのを混ぜて形を整えて、日干し煉瓦の作成。


 日干し煉瓦を作ってから、その日干し煉瓦を使って、レンガ焼きの窯を作成(炭焼き窯兼用)。

 日干し煉瓦を、窯の中で焼成して耐火煉瓦を作ってって言う流れ。


 昔、ヨぉtubeでよく見てたブッシュクラフト系の動画では、こんな流れだったかな?

 東南アジア系のブッシュクラフトは、泥粘土こねて、日干しレンガ作って、そのあとに耐火煉瓦作る流れが多かったような気がします。特に未開の森の中で!ってヤツがおおかったかな?

 欧米?北欧辺りでよく見かけたのは、極寒の森でブッシュクラフト!みたいなのが多かった。犬と一緒なのが、ちょっとかわいくて地味に見てしまいましたね。

 気温とか、湿度とかの影響で、土地そのものが、湿ってるところと乾いている所では暮らし方も違うようになるみたいです。

 北欧辺りはは、土地の高低差を使って、土や岩を削ってスペースを確保。切り出した木を梁に使って、枝葉を梁に敷き詰める感じかな?



 ―――ただ、たまに屋根はプラ板使ってたりと現在の無人島生活には参考にできるところが微妙だったり。。。


 電動ドライバーとか、当たり前に使ってたんよね。


 切った木で一軒家建てるなんかの動画も、結局いろんな文明の利器に頼ってたので、ホントに、今、自分の現状の無人島生活の支えになる知識がなかなか引き出せませんのよ。


 金づちと釘なら、まだ何とか現状でも再現できそうな気はします。

 石鎚と木釘か石釘がメインになるとは思いますけど。。。

 プラ板も、木の板に変えればまだ、なんとか。

 板に使えるほどの大きさの木がまだ切り出せないので、また先の話かなぁ。















 ☆、♡で応援いただけるとありがたいです。

 あと、このブッシュクラフト動画は見たほうがいいよのおススメもありがたいです(*´ω`*)

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る