第2話 新たなる日常
ダンジョンが出現して一週間がたった。学校は今休みになっている。まあ国自体が滅びかけていたんだから妥当も妥当。
ニュースで言うには攻略者の協会とやらができているらしい。その協会ではランクをE~Aに分けて効率よくダンジョンを攻略していくらしい。
テレビでは今最強と言われている攻略者が笑顔で手を振っている。
金もらえるなら俺もやろうかな・・・
協会は今は全国に支部ができているがここにはまだない。だから管轄になっていないダンジョンは入っても問題ないというか、問題にできない。攻略されたダンジョンは消えるから問題にしようがない。
それに俺には最初のプレイヤーというボーナスで色々もらえたからアドバンテージがある。
スキルを使えるレベルまでレベリングするためにどこか低ランクのダンジョンがないか・・・そう考えて練り歩いていると海辺に小さい洞窟を見つけた。
【ランク:E】
ここはちょうどいいな。中に入り刀を手に握る。
ポーンという電子音のようなものとともにポップアップが出てくる。
『ここはEXステージです。EXステージでのボスを撃破するとアイテムを手に入れることができます。』
「なるほ・・・っどぉ!!」
不意打ちのようにでかいカニが降ってきた。
「あっぶねぇな!!」
〈ジェネラル・クラブLv18〉
軽く斬りつけるが弾かれる。
攻撃力が足りてない。これがこの前のダンジョンより下!?嘘つけよ!!
「でりゃあぁぁ!!!」
硬くてはじかれる。さすがに外殻が硬すぎる。
狙うなら関節か!
関節を狙い斬りつけるが余りにも浅い。
こうなったら・・・!!
「極光の威光!発動!!」
俺のMPは320。極光の威光の発動中は一秒につき3MPを消費する。20秒だけ発動する。
「うりゃあ!!」
切断することができた。
「ざまぁ・・・っは?」
斬ったはずの足が再生している。嘘だろ畜生・・・ふざけろ!
スキル発熱を使用し、体温を上げる。
「甲殻類なら熱に弱いだろ!!死ねぇ!!」
もっと!もっと!!体温を!!
発熱を限界まで高めるすると腕から火が放たれる。
「こんな効果があるとはな!!ははははは!!!」
暑くてボーっとしてきてハイになってきた。
或る程度操作できるようになってきた・・・
ここで一気に温度を上げる。
「ブクブクブク・・・」
泡を吹いて倒れていく。なんかちょっと美味しそうな匂いするし・・・
『極光の威光のスキルレベルが2に上昇しました。』
おっ上がった。
『アイテム:蟹の
SRアイテムか・・・
「効果はっと・・・装備中はMPを消費するが欠損を再生することができる。かいいね。」
『経験値を獲得しました。レベルが上昇します。』
Lv13→15
『スキルを獲得しました』
・R
《MPを消費し斬撃を飛ばすことができるが直線にしかならない。》
遠距離の攻撃手段か・・・アリだな。今のところソロだし攻撃手段が増える分には喜ばしい。
さあ退散退散。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます