人との出会い 

※ボケツッコミ恐怖症の方はこれから読書をおすすめしません。

しかし読んでください


「誰ですか」

俺は本意のままに聞いた。

そうすると、その人は「ライ」という名で、

同じギルドへ向かっているそうだ。

ライは3人のパーティで冒険者をやっていて、

キアリナ、カレンと言う人達とやっているそうだ、

ライは同じ目的地というだけで馬車に乗せてくれると言ってくれた。

馬車にしては速度がやばいとは思ったが

気にせずにいた。

「そろそろギルドへ着く頃かな、」

ライはそう言った。


ギルドが見えてきた。

小さい村しか見てこなかったからか、

ただただデカいからか、

ギルドは大きな神殿のようだった。


入り口には大きい門があり、入れと言わんばかりに開いた、

そこには沢山の人が居て、その大勢が実力者であろう者だった。

魔法使い、勇者っぽい人、なんか多分強そうな人、

何より良いのは美女が多いと言う点だ。

ギルドなんかに何故美少女、、とは思うが、

ギルドで全員にナンパすれば誰かしら行けるんじゃね、、、?

「心の声漏れてるぞ?」

そうライは言った。

いや、ゴミを見るような目で言った。

「あいつら、どこにいんのかな、、」

とライが呟いていた。

あいつら、とはキアリナ達のことだろう。

どう言う人なのだろうか。

そういえばライから聞いた話では、

全員が魔法使いで、中程モンスターの討伐をしているらしい。

まあ、実際にあって見た方が早いだろう。

「ライ、お前のパーティーはいたのか?」

と聞いてみた、

どうやら今待ち合わせをしているらしい。

その間、俺はギルド申請でもするか、、、


「むずい」

ギルドではまず参加しなければならないのだが、

名前、ニックネーム、能力 を入力しなければならない。

しかし、名前までは良いが、かっこいいニックネームで迷っちまう、

「爆絶バナナアルゼリーナ」か、「僕絶ゴリラアルゼリーナ」、、どっちがいいんだ!

、、ああ、これは自分の勘を信じるのではなく、客観的に考えるのだ!

ギルドのお姉さん!爆絶バナナアルゼリーナか、僕絶ゴリラアルゼリーナ、、どっちがいいでしょうか!

「いかにも中高校生っぽいダサさね、、」

とか言われたのち、「やっぱ小学生以下だわ、」と言われる始末、

俺の最強のネーミングセンスは何故通用しない!?

なんて叫んだもんで周りから冷たい目で見られている

てか、ライ達はどこ行ったんだろう、、、

「おーいライ!」

そんな事を言ったらライが来た。

何かと殺気を感じたが、まあ良しとしよう。

見てみるとライ以外に女が2人いた。

美少女だった。

この人のパーティーになりたいと思った。

ライを蹴落としたいと思った。

「パーティーに入れてくださいッ!」

俺は心より先に口が動いていた。

、、、、、

、、、、

、、、

ライはパーティーに入れてくれた!

パチパチ

で終わらそうと思ったが、、まあ良いとは言ってたのだが、

本当に良いのかと。。

どうやら子猫ちゃん2人がやばいらしい、、、

でも気にせず入った。

欲望に勝る物はない。

その後、軽い自己紹介を終え、

一度全員で練習場(訓練場)に行くことになった。

どうやら、あまり表に出てない最強と言われている剣士が来ているらしい。

そいつと稽古をつけてもらうそうだ。

弓、剣、魔法、3つの戦法、どれかで

そいつに1度でも攻撃を当てられたら良いと言っていた。

しかし、通常の人間はどう裂けても1度はあたりかねない。

何故そこまで言うのか、それは会ってみないとわからなかった。


訓練場にて


訓練場には言っていた通り、1人の男が佇んでいた。

ライはためらいなく弓を構え、その男に打った。

そうすると弓は、何事もなかったように男の周りで切れた。

残るのは、真っ二つになった弓と刃物で切ったような音だけ。

その一瞬で、そいつがどれだけ強いのか、わかった。

ライは引き続き弓を構えては放つ。それを繰り返していたが、

起こることは同じだった。


次はカレンが魔法を放った。

言葉で表すのは難しいが、

波動のようなものや弓のように物を飛ばすものがあった。

まず杖を構え、波動を放った。

案の定、いいや、その波動は波動であるのにも関わらず弓のように切れた。

飛ばす魔法もそうだ。

いくら放っても音と切れた物だけが残る。


どのような剣を使っているのか、

どうやって使っているのか、

直接聞かないとわからない。

その時。俺は微塵もない勇気を消費して聞いた。

そうすると、

「剣で切れない物はない、だが剣を切れない物も無い」

と言った。

なんか名言を言いたいのだろうか、(IQ3

そうだ、名言を言いたいのだろう!(IQ300

そして今使っている刀を聞くと、

勇者の剣と呼ばれる物だと、

あと使い勝手が悪いから出品すれば数十億程度にはなりそうだと言っていた。

俺は一瞬意味がわからなかった。

「こいつが、、勇者の剣、、?」

誰かに抜かれたとはこのことか、と

そして言った。


「マジ?本気で言ってる?抜いたのお前か、、?」と

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