ヤバメの勇者と無能と暇人強者で世界、制したいらしい

キルリア系男子.Feat社会不適合生物

世界制すとか”口先“で叫んじゃった男

「俺は世界を制す!」

そんな事を叫んだ。

なぜあんな事を言ったのだろうか、

幸い田舎の小さい村に住んでいたから、あまり変な目では見られな、、、

「、っバカかお前はw。悟ー」

うん、変な目で見られている。

心なしか村のみんなの視線も冷たい、、

俺は何事もなく村に住みたかった、

しかしその日からはまったく普通ではなかった。

「あ、あの前の叫んでた奴じゃね?」

そんな事をすれ違いざま全く知らない人にでも言われる。

「勇者にでもなった気か?」

そんな事を言われ続けたある時思った。


「もう、本物の勇者になればいいんじゃね?」


そんな事を思い俺は世界を制そうと思った。

しかし俺は、

強いわけでもない。

魔法も使えない。

恋愛経験無し=年齢である。

最後のが勇者に必要かは置いておいて、

勇者の資格であろうものが一切無い。

しかし俺は知っている。

いいや、何も知らなかった。

「どうすればいいんだよ!」とか駄々こねながら考えた結果、

勇者の剣、抜けばいいんじゃね?となった。

勇者の剣とは定番の石にぶっ刺さってる奴だ。

しかし手ぶらで言ったって抜けるはずがない。

だが


俺には正当なプランがある。

まず、大きめのスコップを持ってくる。

そして台座をくり抜く。

鉱石掘ってる人!に石の部分を壊してもらう。


そうして実行しようとした日の朝

ニュースをつけてみた、そうすると、

「勇者の剣、何者かに抜かれた」

という記事があった。

病んだ

その日は、夜しか眠れなかったんだ

だが、そんなめんどい事よりいい方法がある。

勇者や冒険者達が集まるギルドがあるそうだ、

そこに行けばなんかいい感じのパーティーがを入手出来るかもしれない

可愛いヒロインに満ち溢れてあんなことやこんなことが出来るかもしれない!

そんな事を考え、ギルドへ足運ぶことにした。


俺たちが今いる村からギルドまで、徒歩3時間くらいらしい、

近いのか遠いのかわからん、でも多分遠いのであろう。

だが発想完璧ゲスの俺にはわくわく⤴︎により3時間は早かった。

、、と言いたかったのだが、30時間の間違えだ。

ここの間違えは3つある。


まず3時間ではなく30時間だ。

俺は発想完璧ゲスではない、

わくわくもしていない!


ので食料をぼちぼち集めてから行くことにした。

食料不足は最大の命取りである。

30時間の道のりをどう食料なしで生きれるのか?

無理だ。

しかし水ならばどうだろうか?

1時間1L飲むと仮定して30L、、

持てる自信がない。

もう考えるのをやめて、剣を一本だけ持っていくことにした。


「そういえば俺、村の外にちゃんと出たこと一度もないな。」

もう16、いいや17になるのに、出たことがない。

魔物との実戦経験0、恋愛より重要視することがあったようだ。

まあなんとかなるだろ、と目的地に向かうことにした。

1時間後、山岳地帯に出た。

、「ん、なんだ、?」

と思い目を凝らすと遠くにゼリーみたいな生物が動いている。

近くに行ってみるとゼリーみたいな生物だった。

、これがスライム、、だろうか?

一見少し青がかったぷにぷにした物体。

触ってみることにした。

触ってみるとゼリーみたいだ。

視覚でも感覚でも触感でもゼリーだ。

ゼラチンが多めのようだ。

食べても大丈夫そうだが、泥や砂の上を這いずり回ってる奴は食いたくない。

持ってきた剣で戦ってみるか、、?

戦って見なくとも剣を構えたら戦闘?となった

音楽は流れなかった、、、

戦闘bgmが欲しい、、、

歌ってみることにしようじゃないか。

「テッテテテーテッテッテテッテッテテー」

周りから見たらスライムの前で歌ってるヤバい奴だ。

「ッテッテテテッテッッテゴホッゴホッ」

(スライムが襲ってきた)

プニプニしている。

マッサージみたいだ

顔をやられたら窒息死する可能性があるから剣で刺してみた。

ぷにぷにしている!、新発見だ。

スライムを捌く事例はないが、スライムを食べてみようか、、

そんな事を考えながら、俺はスライムと戦闘で死にそうになっていた。

「疲れた、、」

死にそうにはなるものの、倒し切ることはできた。

スライム調理じゃああ


まずスライムを剣で着る。

ハードグミみたいだ。

そのままいただく、、

食感はハードグミ、味は、、

なんというか意識が遠のいていくような感じがする。

目の前が暗くなってゆく

目の前が真っ暗になった。

これは意識がなくなっているのか?

死んだわけないよな?


そんな時、外から声が聞こえる。

「大丈夫ですか?」

「大丈夫ですかー?」

ああ、美少女を期待したけど男の声だ、、

このまま寝ようか、、

そんな時目が覚めた。

誰かに助けられたようだ、、

誰だろう、

いいや、聞いてみよう。

「誰ですか?」



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