第3話-Norvin-

街に到着する。


沢山の人で賑わっており相当な規模の街だ。


しかも、騎士に冒険者のような格好をした人まで。


「これがファンタジー.....!」


現代日本では絶対に見ることのできない光景だ。


正直言うと、日本に帰りたいとはあまり思わない。


あっちの世界で僕はいい思い出などあまりない。


今はこの世界を楽しもう。


辺りを彷徨い歩いていると


一番大きな建物を見つけた。


「でっか.....多分学校でもこの大きさはないぞ。」


沢山の敷地を持つその建物の名前は


ギルド。


どうやら、クエストを受け付けている場所のようだ。


そこの職員さんに話を聞いたところ、この国の名前は


『騎士王国ノルヴァン』


26の騎士団と50万の人口を持つ国だ。


そして《クエスター》。


ギルドを介して依頼を受け、日銭を稼ぎ者達。


その依頼は街の掃除から強大なモンスターの討伐と多岐にわたる。


現在別の国『浮遊大国レイアゾーン』と戦争中らしく、S級のクエスターはそちらに行っている。


「とりあえず、依頼って受けれます?」


職員さんに尋ねる。



依頼を受けるには資格の所有、仲間を最低一人付けなければいけない。


じゃあ次は試験に行くか。


試験はいつでも行っているらしい。

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