僕の本当の初恋!③理恵編
理恵は父母の友人。僕が初めて会ったのは小学校の低学年か幼稚園の時? 理恵は30歳くらいだった。28~29だったのかもしれない。旦那様と、僕より1つ年下の息子の翔太がいた。理恵は身長159だと何かで知った。当時の同世代の中では背が高い方だったのではないだろうか? 母も他の母の友人も背の低い女性が多かった気がする。理恵はスラッとスレンダーな美人だった。理恵は何故か父母と話すときは笑い上戸だったが、僕と翔太には無関心だった。
親同士が友人なので、僕は時々翔太と遊ばされることがあった。僕はそれが楽しみだった。翔太と遊ぶと、必ず遊ぶ場所は翔太の(理恵の)マンションで、専業主婦の理恵に会えるからだった。とはいえ、お菓子と飲み物を出されたらそれで理恵は退場、子供同士の遊びには関与せずに僕等は放ったらかしにされるのだが。
翔太は、自分の母の理恵がめちゃくちゃ好きだったようだ。どうやらマザコンだったらしい。理恵は僕等に笑いかけることもなく淡々としていて冷たいのだが、翔太は果敢に理恵にくっつくのだった。
翔太はいい仕事をしてくれた。理恵の家着はピンクのネグリジェなのだが、翔太はよく理恵のスカートをめくるのだ。
僕は、何故か母に風呂に入れてもらったこともなく、母親の裸や下着姿も見たことが無かったので、まだ性には目覚めていなかったが理恵のスカートの中に興味津々だった。毎回逃さず、翔太と一緒に理恵のパンツを見て楽しんだ。理恵は気にせず、
「こら、アカンで」
と言うだけだった。だから、翔太は懲りずに理恵にベタベタするのだった。だが、勿論それだけだった。
ところが、たしか小学校の3年生くらいの時、突然、チャンスは訪れた。
ピンポーン!
玄関チャイムが鳴ったのだ。理恵はスグに玄関に行き、
「すみません、ちょっとだけ待ってください!」
と言ってバタバタと翔太と僕が遊ぶ部屋に入って来た。
「お客さんが来るのを忘れてたわ、ここで着替えるから」
次の瞬間、理恵はネグリジェを脱いだ。すると、目の前に下着姿の理恵が現れた。理恵の下着は、ピンクの上下だった。僕はビックリしつつ、“かっこいい!”と思った。スラリとして脚が長い、凜とした理恵の特有の雰囲気。芸能人の水着姿を思い出した。かわいいではない、キレイでかっこよかったのだ。胸は小さかった。そこは見逃さなかった。だが、胸が小さいからこそ、より一層スレンダーなボディの魅力が際立っていたのかもしれない。
理恵が下着姿でいたのは、多分、十数秒から数十秒。だが、僕には実際の時間以上に長く感じた。理恵の下着姿が目に焼き付いた。だが、理恵はスグにブラウスを着てスカートを履いた。それから、改めて玄関に行き、客人を招き入れた。
そんなチャンスは、その1回だけだった。後は、また翔太のスカートめくりを見物するだけだった。
だが、憧れの理恵の下着姿を見れたことは、貴重な思い出として残っている。あの時は、純粋に女性の下着姿を見られたことで妙に感動した。ただただ“女性ってキレイなんだなぁ”と思った。母の下着姿も見たことが無かったから感動したのだと思う。勿論、性欲には結びつかなかった。だが、なんとなく、男性が女性と結婚したくなる気持ちがわかったような気がした。だって、女性はこんなにもキレイなのだから。“女性の美しさを教えてくれてありがとう、理恵さん!” 旦那様には、ちょっとヤキモチを焼いたけれど。
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