第4話 黙る夫婦

此のお話から 虎道こどうさん 視点でのお話になります


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虎道さんの独演会が始まった

「市の資料には一番目立つ所で 順調に減っている となっているが

 整合性はどうなんだ 市民はそれを見て努力が実を結んだ

 と思っている 今の そこの司会の話しと食い違うが」  


候補も支持者も沈黙しか無い


「市の公表資料以外で どの年齢層がとか どういう世帯構成で

 ゴミの分別の偏重があると データ解析をして試算して推してるんだろ

 データ解析も試算もせずに理解も出来ないで 推すとか誰の指令だよ」


沈黙


「まあいい次に行こう そっちの応援者と名乗る 司会のヌケサクは

 終わったら俺のところへ来い」


決起集会は終わる

虎道さんと二人で居ると 来る応援者と名乗るヌケサク夫婦


「いきなりの質問は」とかヌケサクをかます夫婦


「お前らさ 候補が詰まったら

 『その件は私がヤッてます 後で私が説明します』

 こうやって候補を庇って 泥を被る気はないのか

 全然応援して無い 応援者じゃないな 候補を見捨てる屑だな」


黙る夫婦


「候補を応援すると 候補は素晴らし人と言ったよな

 候補がミスったら 泥をかぶれよ 泥も被れない程度の

 応援なんか 候補に邪魔だろ」


黙る夫婦


「覚悟もなく 応援してます いいなぁ 無責任に楽勝で」


旦那の顔は クソ言い返したい が 無理


「あのな 計画もデータ解析もエビデンスもない政策は 潰される

 だから候補の応援をするなら 計画を データ解析を エビデンスを

 数字を固めて答えれるようにする 

 昼間に候補嫁に言い渡してある それも伝わっていない

 ダメな組織だ 出来もしない事をやりますとか 司会で言うな」


おばさんが下を向く


「高崎さん 帰りますよ」と言われて二人して 公民館をでる

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