兄上、そっちだったのか……!
(すんませんとても好きです)
亜咲さんの三国志を拝読していると「それぞれに正義がある」お話なんだなと凄く思うんです。
(史実なのでそれはそうだと言えばそうなのですが、難しい事に取り組まれているなと思います)
色事も人間関係にしてもそうで、それぞれお互いの事を深く想っているけど、想いの形がお揃いでは無いのがとてもリアルです。
そこが切なくて、でもとても面白かったです。
作者からの返信
縦縞さん、夜分遅くにご連絡さしあげました非礼をお詫びします。
読んでくださいましてありがとうございます。とても嬉しいです。
ええ……兄上はそちら側だったのです。
こちらのお話は『あまぎえ(雨音が消えた夜)』・『つきそら(月だけが光る空の下)』を書く前に書いたので、曹洪が徐晃にお礼を言ってないことになっています。すみません。
縦縞さんのおっしゃるように、三国志の魅力は「それぞれに正義がある」点だと私も思います。
三国志を扱うことはほんとうに難しいことですが、少しずつ温めてきたお話を文字に起こせるようになって、何より自分が楽しいです。
想って欲しい形で想いあえた曹洪と曹操は、たとえ曹操が先に亡くなったのだとしても、幸せだったと私は信じております。
ありがとうございました。
御作、楽しみにしております。
曹操、絶対的な権力を持ちながら恋心をひたすら秘めなくてはならない…すべてを追い求めるが故の苦悩ですね。それでもこの二人がもし恋のために在野に下るようであれば、彼らの輝きは一気に色あせてしまうでしょうし。曹仁たちの気持ちも痛いほどわかるのだけれど…大切なものを守るために何かを犠牲にする、戦いも恋も同じですね。今回も切なく良いお話でした、ありがとうございました!
作者からの返信
こちらこそありがとうございました!
『雨音~』と『月だけ~』を書く前に書いた作品ですので、若干食い違う部分もあります。申し訳ございません。
夏侯惇と曹仁の心配も最もです。私自身もわかります。しかし曹操と曹洪の関係もわかるのです。一族の結束にひびが入る場面を書くことは辛いものがありました。
曹操は先を見る目があるといいますか、死後も曹洪を案じていた、そして曹洪の中に少しでも長くその恋心をとどめておきたかったのだと、今にして思います。
その分徐晃は辛くなりますが。
ほんとうにありがとうございました。
台風が接近しております。どうぞご安全に。