魔物達の決起

 ドラゴン達が住む聖なる山からエディのも元まできてマナの無事とグムハザの大司教の企み、邪神ゾディアに呪われ、魔族と言われるようににった民の公爵を復活させて魔物達とこの大陸蹂躙させようとしてる事。そしてそれを止める為に聖剣と銀の民の祖が身に着けていた武具を女神アイリスとシェイダル神から授かった事を話した。


 「そうですか。ルシアス、貴方達はこのラーナ大陸に封印されたという魔族の公爵の復活の阻止を女神アイリスとシェイダル神から託されたのですね?」


 「はい、陛下」


 「分かりました、貴方達は女神アイリスとシェイダル神から託された事を果たしてください。」


 「分かりました。ありがとうございます陛下。」


 謁見の間を後にしたルシアス達は聖剣を扱えるという特徴をもった金髪と青い瞳を持つセシルのいる帝国へとバルアに乗って

飛んで行った。


 帝都に着いて帝都内の兵士にセシルに言われた通り黒騎士に用がある事を伝えると名前を聞かれた。

 

 ルシアス達は自分達の名前を告げると兵士はセシルの元へと案内してくれた。帝都の外れに来ると大きな屋敷があり、屋敷の前にいる兵士にルシアス達がセシルに会いに来たことを伝えると屋敷の前の兵士は屋敷に入っていく。


 暫くすると屋敷から出てきた兵士に中に案内された。

 

 屋敷の執務室まで来ると兵士は扉をノックして中にいるセシルにルシアス達がやって来た事を告げた。


 セシルに中に入る様に告げられたルシアス達は中に入った。


 「マナも良くなったのね、良かったわ」


 「ありがとうございます、セシルさん」

  

 「マナが無事で良かったけど他にも用があるの?」


 ルシアス達はセシルがシェイダル神から授かった聖剣を扱える事、そして女神アイリスとシェイダル神に託された呪われた民の公爵の復活を阻止するために自分達に同行して欲しい事を伝えた。


 セシルは真剣な表情を見てルシアス達に同行する事を約束した。


 「ありがとうございます、セシルさん」


 「レオニス陛下と部下達に伝えなきゃならないわね、少し待っていて。」


 そう言うとセシルは黒虎騎士団の副団長に後を任せるように書状を書いて兵士達に届けるように伝えて渡した。


 「レオニス陛下には直接挨拶しなきゃね、事情を知って貰いたいから貴方達も一緒に。」 


 「分かりました、セシルさん」


 ルシアス達は屋敷を後にして帝都の城へと向かった。


 謁見の間に着くとそこにはレオニスが玉座に座っていた。


 セシルは事情を話すとレオニスはセシルに帝都を離れる許可を出した。話が終わろうとしてしていたその時、慌ててやって来た兵士がレオニスの元へやってきた。


 「レオニス陛下!エマール王国の西から大軍となった魔物達が押し寄せてきたもようです!エマール王国の王子ニール殿下から援護を派遣して欲しいとの通達が!それだけでなく、セレディア王国の東からも大軍の魔物達が現れ、各国でも魔物達が城や都を襲っている模様です!」


 「分かった!詳しい情勢を聞くために伝書鳥を各国に向かわせるのだ!」


 「はい!陛下!!」


 「セシル、ラーナドゥール王国の者達よ魔物達が群れをなして今、西へ行くには六人だけでは非常に危険になる各国の情報が届くまではこの帝都に待機するがよい」


 ルシアス達はその提案に従って帝都に暫く留まる事にした。

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