王子ニールとの謁見
城に着く前、ブレンダ伯爵の城下町についたセシルはルシアス達に1人で城まで行くと告げるがルシアス達は自分達もエマール王国の内情を聞きたいとして着いて行くと伝えたるとセシルは承諾した。
ブレンダ伯爵の居城着いたルシアス達の前に城の門番がたっていた。
「何者か?」
城の門番にセシルがアルムガルド帝国の皇帝レオニスからの書状を渡した。
「私はアルムガルド帝国、黒虎騎士団、団長のセシル・ヴァン・ウォルドール、エマール王子ニール殿下にお会いしに帝国から参った。開門を願う。」
書状を見てセシルの言葉を聞いていた、
門番は態度を改めて六人を中に通した。
城の衛兵に謁見の間まで案内して貰うと
そこにはブレンダ伯爵と王子ニールがいた。
「殿下!伯爵様、アルムガルド帝国の使者が参りました!」
「おお!アルムガルド帝国の」
ルシアス達は膝まづいて挨拶するとセシルが言った。
「私はアルムガルド帝国黒虎騎士団、団長のセシル・ヴァン・ウォルドールです。殿下にお会いできて光栄です。」
「堅苦し挨拶はよい。皆、面を上げてく れ。」
「セシル殿、早速だがアルムガルド帝国の協力は得られるのか?」
「ニール殿下まずはエマール王国の内情をお聞かせください。」
「ふむ、そうだな。」
「今エマール王国の民達は我が父グラン、いやあれは父などではない。あの者は重税の取り立てや他国、他領間の行き来の禁止した上に自分に意見する諸侯や貴族達を死罪にしている。それに加えて今はシェイダル教団を邪教団として関係者達を弾圧しようとしている。」
「!?」
「父ではないとおっしゃられましたが?」
「あの者は定期的に人を買って食しているのだ!それも意見した我が妹までも!」
その話を聞いたルシアス達は衝撃を受ていた。そしてルヴェーラは推測した。
(魔物に入れ替わった、、、、?)
セシルが本当にニールの妹を食したのか聞くとニールは間違いなくその場を見たと言いエマール国王のその時の姿は魔物そのものだった事をセシル達に伝えた。
「エマール国王が変貌したのはいつ頃からでしょうか?ニール殿下。」
「1年前から少し様子が変わったが暴虐を用いるようになったのは数ヶ月前からだ。」
話しを聞いていたルヴェーラがニールに口にを開いた。
「エマール国王の元へカミラという女とラーナドゥール王国の元公爵のアルバートという男はきていませんか?」
「カレス公アルバートは知らないがカミラという女は確かに来ている。」
「分かりました。ニール殿下、私はアルムガルド帝国へと戻り軍を派遣できるように皇帝陛下に報告に戻ります。」
「うむ、セシル殿。レオニス陛下のご助力期待しているぞ。」
衛兵に案内されて城外に出て城下町までくるとセシルが口を開いた。
「私はアルムガルド帝国へと戻るわ。ここでお別れね、皆ありがとう。」
「お待ち下さい、今のエマール国王が魔物でシェイダル教団への弾圧を企ているならラーナドゥール王国のエディ様も兵士や騎士団を派遣してくれるかもしれません。」
「一緒にラーナドゥール王国へと渡りその後、帝国に戻るのはいかがでしょう?」
ルヴェーラの以外な一言にセシルは驚きながら聞いた。
「それはありがたいけどアルムガルド帝国へ戻るのは相当な時間がかかるし、その間に寄り道してエマール王国の情勢が変わるのはこのましくないわね。」
「その心配はしなくて大丈夫です。バルア、、、、、ドラゴンを呼びますから」
ルシアスがそう言うとセシルはルシアスに訪ねた。
「、、、、、、、ここに?」
「そうですね。一度街から出ましょう」
城下町を出てルシアスがバルアを心なかで来るように念じると頭からバルアの声が聞こえてきた。
「今から向かおう。ルシアスよ」
バルアの声が聞こえてから1時間後バルアがルシアス達の元にやって来る、初めてドラゴンを目にしたセシルは驚きながら言った。
「セレディア王国との戦いでドラゴンが帝国軍を退けたと聞いていたけど本当にドラゴンはいたのね。」
「我が背中に乗るがいい。時に黒鎧の騎士よ汝の名は?」
「セシル。セシル・ヴァン・ウォルドールよ。」
「そうか。私はバルアだ、よろしく頼む。」
「バルアの背中に乗って空を飛ぶ乗って凄い気持ちいいんだよ!」
アルマがそう言うと六人はバルアの背にのってラーナドゥール王国へと向かった。
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